メルマガ・広報誌

vol.51 (06月12日)

★★・‥...―━━━―...‥・・‥...―━―...‥・・‥...―━━━―...‥・★★  
◎ 「神様」盗まれ今どこに 研究者「強い呪いかかり危険」 (2015年6月8日)
http://www.asahi.com/articles/ASH5N6GV5H5NONFB01J.html

5年半前に、大学の研究室からパプアニューギニアの「神様」と信じられている像が盗まれた。
一体どこへ? 持ち主は「今からでも遅くない。返してほしい」と呼びかけ、
像を探し続けている。
 「神様」とは、パプアニューギニアの「セピック川」流域地方の伝統工芸品。
木製の像で、貝や鉱石などの装飾がされており、体長約1メートル、重さ約10キロ。
現地では祖先をまつる像としてあがめられ、地域の集会所などに安置される
守り神のような存在だという。
 三重大学人文学部の元教授で、東南アジアやオセアニアの文化人類学が専門の
石井真夫さん(65)は、1989年に研究でパプアニューギニアを訪れた際に数万円で像を購入。
それ以来、石井さんの研究室の前に置かれ、学生への連絡掲示ボードや
リポート提出用の箱が首からかけられるなど、長年、研究室のシンボルだった。
 その姿が消えたのは、2009年11月25日午後5時半~7時の間。
盗難に気付いた石井さんは、その日のうちに津署に被害届を出し、
返却を求めるチラシを作った。
 「強い呪いがかかり非常に危険です。国内で治療することは出来ません」
 チラシは石井さんの研究室の扉に張られ、チラシの画像はインターネット上にも公開され、
今も拡散されている。
★★・‥...―━━━―...‥・・‥...―━―...‥・・‥...―━━━―...‥・★★ 

◎ 水木しげるさん「人を土くれにする時代」 出征前に手記 (2015年6月11日)
http://www.asahi.com/articles/ASH645KFGH64UTIL030.html?iref=com_alist_6_02

 「ゲゲゲの鬼太郎」などの作品で知られる漫画家の水木しげるさん(93)が73年前、
太平洋戦争への出征直前に書いた手記が見つかった。
原稿用紙38枚に書き連ねた文章からは、死の恐怖におののき、哲学や宗教に救いを求めつつも
自分を貫こうとする20歳の青年の姿が立ち上ってくる。
・出征直前手記の抜粋 《芸術が何んだ 哲学が何んだ
今は考へる事すらゆるされない時代だ 画家だろうと哲学者だろうと文学者だろうと 
労働者だろうと土色一色にぬられて死場へ送られる時代だ人を一塊の土くれにする時代だ 
こんな所で自己にとどまるのは死よりつらい(1942年10月6日》)

 手記は5月末、水木さんの長女の原口尚子さん(52)が東京都調布市の事務所で
古い手紙を整理していて見つけた。
原口さんは「読み始めると、時代に立ち向かう父の気持ちが魂の叫びのようにあふれ出てきて、
圧倒された」という。
 文章にタイトルはない。所々に振られた日付から、徴兵検査の合格通知が届いた直後の
42年10~11月の約1カ月に書かれたと推測できる。
夜間中学に通っていた水木さんは、その数カ月後の43年春に入隊。
ラバウル(パプアニューギニア)の激戦で、多くの仲間と左腕を失うことになる。
 《吾(われ)を救ふものは道徳か 哲学か 芸術か 基督教か 仏教か(中略)
道徳は死に対して強くなるまでは日月がかかり、哲学は広すぎる》
★★・‥...―━━━―...‥・・‥...―━―...‥・・‥...―━━━―...‥・★★ 
◎ 6月26日(金)定期総会開催
既に会員の皆様にはご案内申し上げました通り、定例の総会及び懇親会が
開催されます。皆様のご参加をお待ちいたしております。

★★・‥...―━━━―...‥・・‥...―━―...‥・・‥...―━━━―...‥・★★ 
◎ 日本パプアニューギニア協会・関西支部の設立について

昨年7月、安倍首相がパプアニューギニアを訪問されました。
今年は日パ国交樹立40周年で、去る5月8日には前パプアニューギニア首相のソマレ氏が、
日パ間に果たした彼の多大な功績に対して、日本政府より旭日大綬章が皇居で授与されました。
これら一連の慶事に象徴されるように、日本とパプアニューギニアの友好関係は、
近年ますます親密の度を増しております。
こうした状況にあって、関西地区にも東京本部の活動を支える意味で、
昨年、理事会において関西支部立ち上げについて議論されました。
つきましては、下記の要領で関西支部を設立することになりましたので、
ご案内申し上げます。
できるだけ多くの方々が支部会員になってご活躍されることを願っておりますので、
会員参加ご希望の方は、名前、住所、職業、団体名、電話・ファックス番号、
E-メールアドレスなどを、下記の及川正博宛てにE-メールないしファックスでお知らせ下さい。
それを基に、早急に会員リストを作成する予定です。これらの個人情報は、事務局で厳密に取扱い、
支部活動に係わる通信以外には使用しません。
それでは、皆様のご参加を心よりお待ちしております。

*名称:日本パプアニューギニア協会・関西支部

*発起人:及川正博(日本パプアニュギニア協会・理事)
住所:〒520-0533 滋賀県大津市朝日 2-10-1 (自宅)
     電話・ファックス:077-594-0028
     E-メール:oikawam@gaia.eonet.ne.jp

*事務局:林 尚毅(龍谷大学経営学部)研究室
     住所:〒612-8577 京都市伏見区深草塚本町67
     電話:075-645-8542 (直通)
     E-メール:hayashi@biz.ryukoku.ac.jp

*設立メンバー:及川正博(支部長)
立命館大学名誉教授
 
林 尚毅(事務局長)
        龍谷大学教授

        若井郁次郎 
大阪産業大学非常勤講師
       
        竹下 賢
        関西大学教授

*今後の予定:
支部会員名簿作成
発会式の開催(会費の徴収方法・金額の確定や諸活動の概要説明)
定例研究会開催(隔月を予定、在関西の本部会員、賛助企業・団体への研究会参加要請)
本部のホームページに関西支部コーナー設置(研究会の案内や活動報告のオンライン化)
尚、支部会費の徴収方法や金額の確定は、本部と交渉中です。
 
                                      以上

★★・‥...―━━━―...‥・・‥...―━―...‥・・‥...―━━━―...‥・★★

◎文化人類学者 西江雅之氏の写真展開催

協会のTOKTOK会でのご講演も好評でした、西江雅之先生の写真展が開催されます。
PNGの写真も多く展示されるとのことです。お時間のある方はぜひともご参加ください。

http://galleryhashimoto.jp/jp/exhibitions/

西江雅之 - 写真展 影を拾う

6月12日ー6月27日 1200-1900 
休館日 月・日・祝日

ギャラリー ハシモト
103-0004東京都中央区東日本橋3-5-5矢部ビル2階

★★・‥...―━━━―...‥・・‥...―━―...‥・・‥...―━━━―...‥・★★ 
◎戦後70年「上原敏母校で熱唱」

パプアニューギニアウエワクで戦死された昭和歌謡の「上原敏さん」を
思う「上原敏の会」主催の企画が同氏の母校である専修大学で本年10月に
開催される旨、主催者(協会会員)よりご連絡をいただきました。
詳細は後日改めてご案内い申し上げます。 ご興味のある方はぜひともご参加ください。

平成27年10月17日(土) (開催予定)
(時間)13時00分~16時30分終了
(場所)専修大学神田キャンパス
(5号館4階 541教室)

---------------------------------------------------------------------------------

編集後記

関西支部が設立になります。ご尽力いただいておられる皆様に心から
感謝いたします。

総会のご出欠のはがきをまだご送付いただいていない会員の方は、
投函、よろしくお願いいたします。

/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/