メルマガ・広報誌

vol.76 (4月28日)

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◎ 2016年度第1回「日本パプアニューギニア協会関西支部研究会」のご案内

下記の日程で、研究会を開催しますので、御参集の程、宜しくお願い致します。
                         
                        記
・日時:2016年5月15日(日)15:00~17:30
・場所:キャンパスプラザ京都6階・龍谷大学サテライト教室
 ※JR京都駅烏丸中央口を出て左へ、ビッグカメラ北側
・内容:長谷敏夫氏(東京国際大学)
 『中国の気候変動政策について』
・その他

事務局:林尚毅(E-mail:hayashi@biz.ryukoku.ac.jp)

なお、前回の研究会における若井郁次郎氏の研究報告概要は以下です。

赤道以南の南太平洋島嶼国のパプアニューギニア独立国、フィージー、ソロモ
ン諸島における現地調査の結果と持続可能な課題を踏まえ、熱帯自然環境の
多様な生態系構造の保全の考え方と具体的な方策に関わる報告があった。こ
れら3カ国では、環境法に基づいた環境保全計画や環境アセスメントが整備さ
れているが、制度として有効に機能していないことや、環境モニタリングに従事
できる技師の不足などの要因があり、環境保全が不十分な状態にあることが
指摘された。また、原住民の伝統的な生活(衣食住)を保護することも重要であ
ることから、開発と保全のメリハリをつける、具体的な環境保全プログラムの立
案とその着実な実施が必要であることも提案された。例えば、現地において農
業や工業の技術教育のための専門学校や大学校の設立・運用により、職業中
間層の厚みが増す人材育成・開発を行い、当該国において長期的に援助効果
が現れる戦略思考で取り組む転機にある、との提言があった。

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◎ 酒光幸子 (当協会会員) 平和を考える展覧会 開催のお知らせ

(以下、酒光様からのご案内)

あの戦争で運命を狂わされた者の一人として、平和の尊さ、そして大切さを
子々孫々に伝えていくことが使命だと考えております。
この度平和を考える展覧会を開催することにいたしました。

入場料: 無料

会場:  港区赤坂1-1-16細川ビル3階ギャラリー(葵サロン) 
     03-3583-8271
     (特許庁とため池交差点の中間、外堀通り沿い)
     東京メトロ 溜池山王駅 下車 9番出口 徒歩2分

期間:  5月2日(月)より5月8日(日)まで

時間:  10時30分から17時まで(8日は15時まで)
     酒光は毎日会場におります。

内容:  ①戦友・遺族。その他関係者の講演(証言) 第18軍元参謀
     堀江正夫様(100歳決定)  
     西部ニューギニア戦友 宇多田正純様
     ②ニューギニア写真(遺骨収取その他)遺影の顕彰
     ③ニューギニア関係ドキュメンタリービデオ放映   
     ④「沖縄」対馬丸記念館(学童集団疎開船)のご厚意でパネルを
      お借りしました。28枚ほど展示(ビデオ2本)
     ⑤オーストラリア兵より返還された寄せ書き日章旗(ニューギニア)
      持ち主を探すために展示。(福岡県大刀洗平和祈念館より預かり)

     あの戦争で大勢の子供たちをも犠牲にしてしまったことを 
     1人でも多くの人々に知っていただきたいと想います。
  
     
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 地球の真実に迫る 四日市で「ナショナル ジオグラフィック写真展」 (2016.4.23、中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20160423/CK2016042302000014.html

 四日市市の「四日市公害と環境未来館」の特別展
「ナショナル ジオグラフィック写真展 地球の真実」が23日、
環境未来館が入る「そらんぽ四日市」で始まる。中日新聞社後援。

 世界的な写真雑誌「ナショナル ジオグラフィック」のコレクションから
百三十八点の写真パネルを展示。
「野生の世界」「自然科学」「人類と文化」など六分野に分けて紹介する。

 メキシコにある世界最大の結晶洞窟やパプアニューギニアの海底に横たわる
旧日本軍のゼロ戦、写真家岩合光昭さんが長野県の地獄谷温泉で撮影したサルなど、
多彩で迫力ある作品が並ぶ。
このほか、市内の写真家島崎守さんが四日市の風景を撮影した二十点もある。

 会期は六月五日まで。入場料は一般五百円、大学・高校生三百五十円、
中学生以下無料。
四月二十九日と五月二十一日は、ともに午後一時と三時からギャラリートークを開催。
月曜休館だが、五月二日は開館する。
(問)環境未来館=059(354)8065
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◎ 水木しげるの体験型妖怪テーマパーク『水木しげるの大妖界』東京上陸 (2016.4.26、CINRA.NET)

http://www.cinra.net/news/20160425-mizukishigeru

体験型展示『体感妖怪アドベンチャー GeGeGe水木しげるの大妖界』が、
7月26日から東京・池袋のサンシャインシティで開催される。
昨年11月に93歳で逝去した水木しげる。
2012年に台湾、翌年に大阪で開催された『体感妖怪アドベンチャー GeGeGe水木しげるの大妖界』は、
水木が描いた妖怪たちの世界に触れることのできる体験型の「妖怪テーマパーク」となる。
会場では、水木が描いた妖怪画をもとに日本全国に語り継がれる多様な妖怪を
複製原画やグラフィックの演出で紹介するほか、
歩きながら様々な妖怪と出会えるインタラクティブなゾーン「妖怪屋敷」「妖怪の森」が展開。
さらに水木がソロモン諸島、パプア・ニューギニア、アフリカ、カナダ、メキシコ、
中国などの伝説をもとに死後の世界を描いた著書『あの世の事典』の世界観を体験できる
「水木しげるの冥界ワールドツアー」も登場する。
また撮影コーナーや、金の鬼太郎が祀られた「鬼太郎神社」なども設置されるほか、
オリジナルグッズの販売を実施。チケットの販売は5月20日からスタートする。

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◎ Olo Aid Post In Jiwaka Renovated (2016.4.25、EMTV online)

http://www.emtv.com.pg/article.aspx?slug=Hollo-Aid-Post-In-Jiwaka-Renovated-&

The people of Olo in North Waghi District, Jiwaka will now be able to
access health services at the refurbished local Aid Post.

This comes following the Embassy of Japan providing a grant of K250,000
for the upgrade and installment of health equipment.

The project was funded through the Grant Assistance for Grassroots Human Security Projects.

Jiwaka Governor, Dr. William Tongamp, and Ambassador of Japan to Papua New Guinea,
Morio Matsumoto, joined hands to open the health facility.

Speaking at the opening, Ambassador Matsumoto said
the government of Japan hopes to further enhance development in the country.

"We hope to support and commit in promoting social and economic development
through basic health infrastructure projects", said Ambassador Matsumoto.

"The government of Japan will contribute to join hands with the PNG government
to improve health sector," he added.

The government of Japan, to assist infrastructure development in the country,
has issued a total of K43 million in grants.

The new look Olo Aid Post was opened last Friday.

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◎ ニューギニア最高裁 豪の収容施設は違憲 (2016.4.26、NHK)

南太平洋のパプアニューギニアの最高裁判所は、
難民認定を求めて不法に入国しようとした人を収容するため、
オーストラリア政府が設置した施設について、「自由が保障されていない」
として憲法に違反するという判断を示し、オーストラリアの政策に対する非難の声が
再び高まりそうです。

オーストラリアは、難民認定を求めて不法に入国しようとした人たちを収容する施設を
南太平洋の複数の島国で運営していて、このうちパプアニューギニアのマヌス島にある
施設にはおよそ850人が留め置かれています。
この施設を巡っては、収容されている人たちが、劣悪な待遇だとしてたびたび暴動を起こしていて、
人権団体などから強い非難の声が上がり、訴えが起こされていました。

オーストラリアのメディアによりますと、パプアニューギニアの最高裁判所は、
26日の判決で、「収容されている人たちの自由が保障されていない」として、
この施設が憲法に違反するという判断を示すとともに、
オーストラリア政府などに対して閉鎖のための措置を講じるよう命じました。

判決を受けて、オーストラリアのダットン移民・国境警備相は、
「収容された人がオーストラリアに来ることは絶対にない」と述べて不満を示しましたが、
不法に入国しようとした人たちを途上国に留め置くという
オーストラリアの政策に対する非難の声が再び高まりそうです。

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◎ 所長あいさつ(JICA PNG事務所長) (2016.4.21、JICAPNG)

http://www.jica.go.jp/png/office/about/greeting.html

パプアニューギニアは日本から南へおよそ5,000km離れた赤道直下、
オーストラリア大陸の手前に位置し、地域としては大洋州(オセアニア)に属しています。
小さな島国をイメージされる方が多いかもしれませんが、
国土面積は日本の1.25倍(46.2万平方km)もあり、人口もおよそ750万人と、
大洋州ではオーストラリアの次に大きな国です。

首都ポートモレスビーのあるニューギニア島はグリーンランド島に次ぐ
世界で2番目に大きな島で、東側がパプアニューギニア、
西側がインドネシア領となっています。

パプアニューギニアは森林資源や、金・銅・ニッケルなどの鉱物資源、石油・天然ガス、
そしてカツオ・マグロ・エビなどの水産資源に恵まれた国であり、
近年は資源国としての存在感が高まっています。
そこに住む人々は800とも言われる多数の部族(ワントク)に分かれていて、
各部族の風習や伝統は近代文明社会の影響を受けながらも、大事に脈々と受け継がれており、
言語も部族間で通じないほど異なっているといわれています。
このため、社会の地域性がとても色濃く、多様性に富んでいることがこの国の特徴です。

他方、資源に恵まれているとはいえ、ニューギニア島の他に数多くの島々を抱える地理的な制約、
土地収用の難しさ、自然災害の頻発など、開発上の課題を少なからず抱えており、
各種の公共サービスは大きく立ち遅れています。
たとえば、道路の未通・未舗装区間が少なからずある他、
地方部の大部分は未電化のままです(地方電化率約15%)。

人材面の開発も大きく遅れていて、国連の人間開発指数(HDI)は
188ヵ国中158位(2014年)と、大洋州でも最下位にあります。

こうした中、近年は同国にとって明るい兆しが見られます。
2000年代半ばに始まった資源価格の上昇は同国の経済を大きく底上げしました。
加えて、鉱山開発や水産加工等への投資が進められています。

2014年5月には同国初の液化天然ガス(LNG)施設が商業生産を開始しました。
これら"資源の恵み"によりパプアニューギニアの経済は飛躍することが見込まれています。
オニール首相が率いる現政権は"資源の恵み"を現世代および将来世代の国民のための
開発資源として振り分け、パプアニューギニアを持続的な経済成長の道に導こうと模索しています。
初等教育での授業料の無償化を実現させたことや、
地方への公共投資を増やそうとしていることなどは、政府が国民を主体とした
開発に真摯に取り組んでいることの証といえます。

パプアニューギニアに対する日本の協力は、独立前年の1974年に実施された
無償資金協力事業「国立漁業訓練大学設立計画」から始まりました。
その後、1978年には最初の円借款供与が、1980年には青年海外協力隊の派遣が開始されています。
ちなみにJICA事務所は1983年の開設です。
現在までに技術協力、有償資金協力、無償資金協力、
ボランティア事業をはじめとする市民参加協力などが実施されています。
JICAがこれまでに受け入れた研修員は4,657名(2014年度までの累計)、
派遣したボランティアは726名(2014年度までの累計)に上ります。
JICAは長年にわたる協力を通じて培ったパプアニューギニアの人々との
良好な関係をかけがえのない財産と考えており、
こうした方々がより良い国造りの中心的な役割を担うことが
協力の成果を高めることに繋がるとも考えています。

パプアニューギニアで生産が開始されたLNGの約半分は、
今後20年にわたり日本に輸出されるとのことで、日本にとってはエネルギー安全保障の強化、
パプアニューギニアにとっては未曽有の貿易収入がもたらされるという
Win-Win関係が構築されるものであり、両国のエネルギー、
そして経済分野におけるパートナーとしての関係が深まることとなります。
こうした中、JICAは開発分野におけるパプアニューギニアの良きパートナー、
大洋州市民社会の絆をより強くするファシリテーターとして、
さらに努力を積み、同国の発展に寄与する所存です。


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◎ 年会費のお願い (行き違いになっておりましたら、お詫び申し上げます)

年会費のお振込みのお願いをご郵送させていただきました。

皆様の会費で当協会は運営されております。本年も皆様のご協力を
よろしくお願いいたします。

既にお振り込みをいただきました会員の皆様、誠にありがとうございます。
本年度もよろしくお願いいたします。

http://www.jpng.or.jp/entry/

年会費:一般会員 5000円  法人会員:50000円   学生/PNGの方 1000円

振込先:  

郵便局にて「払込取扱票」にて下記の口座にお振込みください。
口座番号00140-2-277582
加入者名 日本・パプアニューギニア協会

又は

みずほ銀行 九段支店  普通預金口座 1197991
口座名:特定非営利活動法人 日本・パプアニューギニア協会

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