メルマガ・広報誌

vol.90 (9月9日)

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◎今年も「上原敏・母校で熱唱」のご案内  当協会会員 矢野信雄

残暑厳しき候、皆々様におかれましては、益々ご健勝の事とお慶び申し上げます。
昨年は日本にとって戦後70周年の節目の年でありました。

その記念すべき年に上原敏さん母校「専修大学」で「偲ぶ会」を実施させていただけました事、
大変に光栄に思います。全てが整い、ゆったりとした教室での会は又一入感慨深い思いが
ございました。 

今年お開放して頂けるとの嬉しいお返事を頂けましたので、
今回も上原敏さん母校での「上原敏さんを偲ぶ会」を実施させていただく事に
いたしました。

土曜日の午後のひと時を、上原敏さんの美しい歌声、恒例に
なりました下町深川の「名物団子」を存分に味わって頂き、暫しのお時間、
共に過ごさせていただければ幸いに存じます。 

今回71年前にアメリカ兵が戦地で拾った写真の中に戦地での敏さんの写真を発見しました
(3枚)ご期待ください。

(日)平成28年10月15日(土)
(時間)1300-1645
(場所)専修大学神田キャンパス 5号館4階 541教室
(会費)3000円

(交通機関) 九段下駅、神保町駅 徒歩5分

参加ご希望の方が、協会事務局へご連絡をいただけましたら、幹事矢野さまへ
お取次ぎいたします。

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◎ 荒川区民の戦争体験を後世に 区が記録集 (2016.8.30、東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201608/CK2016083002000146.html

 太平洋戦争の日本本土空襲で初めて被害にあった荒川区が、
住民の戦争体験をまとめた記録集「平和の大切さを伝えるために 私の戦争体験」を発行した。
戦争を体験した人が少なくなるなか、戦後七十年の昨年から貴重な証言を集めてきた。(酒井翔平)

 「突然ドーンと大きな音がして、部屋中が真っ暗になり、すさまじい炎で家が燃え上がった。
隣家は爆弾の直撃を受け、友達は爆死しました」 
一九四二年四月十八日、現在の東尾久地区などが空母を飛び立った米軍機に爆撃された。
開戦から四カ月後、十人が犠牲になった「尾久初空襲」だ。
その体験を八十代の男性は、こう振り返った。

 九十代の男性は、激戦地パプアニューギニアで二年間従軍した。
物資はほとんどなく「ねずみや蛇など生きている物は、何でもとって食べた。
戦死者よりも栄養失調やマラリアで亡くなった戦病死が多かった」と極度の飢餓生活を記した。
「兵隊ではなく、奴隷と一緒だった」惨禍の記憶を後世に残そうと、
区が戦後七十年にあたる昨年の十二月に執筆者を募った。
参加者は講座を受講し、戦争体験を残す意義を再確認したり、
お互いの戦争体験を語り合ったりした。

 記録集には、区内在住の七十~百代の三十四人が記事を寄せた。
ほかにも、水上特攻艇「震洋(しんよう)」の元隊員やシベリア抑留者らが、
壮絶な体験を語っている。

 編集を担当した荒川区社会教育主事の萩原いずみさんは
「体験を聞いてもらいたい気持ちと戦争は嫌だという思いは参加者全員に共通していた。
貴重な記録集を今後どう生かしていけるか考えたい」と話した。

 記録集は、区内の図書館で貸し出しているほか、
区内の小中学校などにも配布する予定。
問い合わせは、区生涯学習課=電03(3802)3111 へ。


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◎ 南方戦線の記憶生々しく 元日本兵・中井さん初公開 
遺品の60点、あすから姫路で /兵庫 (2016.8.30、毎日)

http://mainichi.jp/articles/20160830/ddl/k28/040/599000c

太平洋戦争で南方戦線に参加した額縁画材専門店「中井三成堂」(姫路市二階町)の
中井輝夫さん(故人)が晩年に描いたスケッチが31日から、同店に展示される。
遺品整理で今春見つかった。
「戦場の様子や添えられた走り書きが生々しく、戦争の悲惨さや恐ろしさが伝わる。
多くの人に見てほしい」と次男で社長の晃さん(61)が企画した。【山縣章子】

 輝夫さんは1941年に召集され、パプアニューギニア・ニューブリテン島や
インドネシア・ハルマヘラ島などで陸軍第113飛行場大隊などに所属した。
終戦後はジャングルに逃れた日本兵の捜索にあたり、46年に帰国した。
輝夫さんは戦争中の体験を
「戦友が亡くなると、遺族に渡すために指を1本だけ切って焼いた」などと語っていた。
絵が趣味だったが、戦争の記憶を描いていたことは家族も知らなかった。
スケッチ約60点は2014年2月に92歳で亡くなった輝夫さんの
自宅本棚のファイル内にあった。
鉛筆やクレヨンなどで描かれ、一緒にあった資料から80歳ごろにまとめたとみられる。
出征時に姫路駅に立ち寄った際、母がホームから旗を振り見送ってくれた姿に
「これが最後か?」と記した。
けがをして横たわる兵士の周りに集まるハエを、別の兵士が追い払う様子は
「死ぬのも時間の問題だ 可哀そうでみていられない」とつづった。
また、残兵を探す中、必死の形相で飛び出してきた士官は
「止まれ! 名をなのれ」と叫んだ様子が添えられた。

 展示は9月18日まで。午前10時〜午後7時。入場無料。
火曜休み。問い合わせは同店(079・282・1575)へ。


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◎ エネルギー業界、長期需要見据え賭けに出る動きも (2016.9.6、The Wall Street Journal)

http://jp.wsj.com/articles/SB10131342344550994625404582296512017340698

 【メルボルン】原油や天然ガスの価格低迷をよそに、
世界の大手エネルギー会社の一部は健全なバランスシートに支えられ、
より長期的な需要を見越した賭けに出ている。

 豪石油・ガス大手ウッドサイド・ペトロリアムは5日、
英豪系鉱業大手BHPビリトンからオーストラリア西海岸の天然ガス田の権益の半分を
最大4億米ドルで取得することで合意したと発表した。

 ウッドサイドは7月にも、米石油大手コノコフィリップスが保有する
セネガル沖の未開発の石油資産を約4億3000万米ドルで取得すると発表している。
同じ月には、米石油大手エクソンモービルが、パプアニューギニアで天然ガス掘削事業を展開する
インターオイルを約25億米ドルで買収することで合意した。 
英蘭系石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルが英BGグループを
約700億米ドルで買収すると発表した2015年初め以降、エネルギー業界では
大規模な完全買収が影を潜めていた。
石油・ガス会社はむしろ、ここ2年の原油安に対処しようと資産や土地を段階的に売却し、
債務の削減に注力してきた。 
独立系石油・天然ガス大手の米アナダルコ・ペトロリアムによる
昨年の米同業アパッチへの買収提案や、
オーストラリアの石油大手サントスに対する未公開株(PE)投資会社のアプローチなど、
買収の試みが失敗に終わったケースは多い。

 一方、ウッドサイドはガス資源の豊富なパプアニューギニアに足掛かりを得ようと、
同国の原油・天然ガス探査・生産会社オイルサーチに116億豪ドルで買収案を提示したが、
それが拒否されたことから、発見されているものの未開発のエネルギー資産に軸足を移した。
ウッドサイドは5日、カーナーボン盆地のスカボローにおいて1鉱区の25%、
3鉱区の50%の権益を取得することで合意した。
スカボローはBHPとエクソンが権益を共同保有していた。
ウッドサイドは取引完了時点(同社は年内を予想)でBHPに2億5000万米ドル支払い、
スカボローガス田の開発を最終決定した場合は追加で1億5000万米ドル支払う。

 サンフォード・C・バーンスタインのシニアアナリスト、ニール・ビバレッジ氏は
「最近のセネガルの案件と同様、ウッドサイドが景気サイクルの現段階において
多額のカウンターシクリカルな(景気循環の影響を抑える)投資を恐れていないことを示している」
と語った。 
ビバレッジ氏は、最終的な投資決定に基づき追加支払いを行うという条件について、
プロジェクトの進展を巡り不確実性が多いことの表れだと指摘した。
「だが明らかに、ウッドサイドはリスクに見合ったリターンだと踏んでいる」という。
原油価格は1バレル=50ドル割れが続いている。
供給過剰が引き続き市場心理の重しとなる中、2014年半ばにつけていた100ドル超の半値に満たない。
液化天然ガス(LNG)の価格も大幅に下落している。
アジアの一部などでは需要が高まっているが、オーストラリアと米国からの輸出急増が響いている。

 一部のアナリストは依然として、
オーストラリアのLNG分野に対する投資の第2波が来るとの見方には懐疑的だ。
ここ数年で施設の開発に約2000億米ドルの資金が投じられ、現在は出荷が始まっており、
オーストラリアは数年以内にカタールを抜き世界最大の輸出国となる可能性がある。 
あるアナリストは、現在の環境においてスカボローのガス田における開発がどの程度に
ランク付けされるか疑問を呈しており、
ウッドサイドが約20億米ドルの資金を調達していることを踏まえると
買収の規模は大きくないと指摘した。 
エクソンとBHPは、スカボローでのガス抽出・処理に浮体式生産技術を用いようと取り組んでいる。
ウッドサイドは3月、コストがかかりすぎるとしてオーストラリア北西沖の
浮体式LNG事業「ブラウズ」を中止したが、そうした両社のアプローチは支持すると述べた。

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◎ 大洋州諸国の開発課題解決に向け、日本での修士号取得とインターンシップの機会を提供:
太平洋島嶼国におけるリーダー育成のための留学プログラムが始動

(2016.8.23、JICA・PNG事務所)

http://www.jica.go.jp/press/2016/20160823_01.html
JICAは2016年8月、大洋州諸国の開発課題の解決に必要となる専門知識を有する中核人材の育成を目指し、
JICA研修員として日本国内の大学院における修士課程および
省庁・自治体等でのインターンシップの機会を提供する留学プログラム
「太平洋島嶼国リーダー教育支援プログラム」(Pacific-LEADS)を開始しました。

第1期研修員としてキリバス、サモア、ソロモン、トンガ、バヌアツ、パプアニューギニア、
パラオ、フィジー、マーシャル、ミクロネシアの10か国から
41名の研修員が8月24日までに来日します。

2015年5月に開催された、第7回太平洋・島サミット(PALM7)において、
安倍晋三首相は大洋州諸国・地域の脆弱性の緩和および克服の観点から、
国の将来にとって重要な役割を果たす若い世代の育成を目指すため、
大洋州諸国から若手リーダー人材を日本へ招聘し、人材育成の機会を提供する事を表明しました。
本プログラムはこれを受け今年度から開始することとなったものです。
本プログラムを通じて2018年までに約100名を受入れる予定です。

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◎ 「日本・パプアニューギニア協会親善訪問団 ツアー開催のご案内(予定)

当協会主催で、11月5日(土)発ー9日(水)帰り(3泊5日)のPNGツアーを開催予定です。
ツアーは次の3コースを予定しており、最終日はポートモレスビーにて全員参加の
式典を予定しています。 各コース参加者10人程度までの限定になります。
詳細は、追ってパンフレットを郵送等でご案内申し上げます。

1.ゴロカ2泊 ポートモレスビー1泊
2.ラバウル2泊 ポートモレスビー1泊
3.ウエワク2泊 ポートモレスビー1泊

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