メルマガ・広報誌

vol.241(12月10日)

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◎ 常夏通信 その72 戦没者遺骨の戦後史(18) 収容した遺骨は240分の1 
それでも幕引き考えた日本政府 (2020.12.3、 毎日)
https://mainichi.jp/articles/20201202/k00/00m/040/329000c
 その「厚生労働白書」を読んだとき、私はのけぞった。2002年度版、
海外の遺骨収容について書かれているくだりだ。
「南方地域について」の収容が「おおむね終了」したとある。
一年中「8月ジャーナリズム」=戦争報道をしている常夏記者こと私は、この記述を06年に知った。
記述に関わった人たちに聞きたかった。
「フィリピンだけでも40万体以上の遺体、遺骨が未収容ですよ。
あなたたちの言う『南方』って、どこなんですか」と。
 1952年に独立を回復した日本政府は、ようやく海外で戦死した邦人らの遺骨収容に取りかかろうとした。
以来68年間、今日まで続いている。しかし、政府は、戦没者遺骨の収容を打ち切ろうとしたことがあった。
上記の「白書」はその一例とみていいだろう。
 52年度、政府は国家事業としての遺骨収容の「第1次計画」を始めた。
まずアメリカと交渉し、硫黄島と沖縄、マリアナ諸島のサイパンやテニアン、グアムなどに遺骨収容団が派遣された。
さらに激戦地のペリリュー島やサイパン、ボルネオ、東部ニューギニアにも渡った。
収容団は戦没者の遺族代表、政府関係者、宗教関係者ら計12~19人程度で形成された。
 ペリリューは、日本が第一次世界大戦の結果、国際連盟の委任統治領となっていたパラオ諸島の一つである。
フィリピンの東で南北は約9キロ、東西約3キロ。同島には1万人の日本軍守備隊が展開していて、飛行場があった。
ここを飛び立った爆撃機はフィリピン全体を攻撃することができた。
フィリピン攻略を目指す米軍にとっては何としても落としたい戦略上の要地であり、
日本軍にとっては守り抜くべき地だった。
慰霊碑建立もままならず
 44年9月15日、米軍がペリリュー島に上陸した。
すでにマリアナ諸島は占領しており、満を持しての上陸であった。
総兵力は4万人以上。他の島しょ戦がそうであったように、補給の面でも圧倒的に米軍優位であった。
しかし中川州男(くにお)・陸軍大佐率いる守備隊は驚異的な善戦をした。
サンゴ礁の自然壕(ごう)を利用した陣地を網の目のようにつなぎ、拠点とした。
5カ月後の硫黄島の戦いにつながる戦術である。73日間にわたり抵抗を続けた。
この間、日本国内の新聞で繰り返し報道された。昭和天皇は実に11回にわたり、「御嘉賞(ごかしょう)」、
つまり「おほめの言葉」を贈った。異例のことだった。
日本軍で生き残ったのは34人だけだったとされる。米軍の戦死者は1684人、戦傷者は7160人に及んだ。
 筆者は09年秋、同島に渡った。
青い海と豊かな緑に囲まれた常夏の島は高い建物がなく空が広い。
だが島内を歩くと、戦争の痕跡はあちこちにあった。
緑の中に巨大な鉄筋コンクリートの建物が廃虚のように建っていた。
旧日本海軍の司令部跡だ。日本軍の戦車の残骸があった。
米軍の水陸両用車の残骸もあるが、それに比べるとはるかに小さく装甲も薄い。
航空機の残骸、地下壕の中には砲も残っていた。
 第1次計画で遺骨収容団がペリリューに渡った時は、私が見たより、はるかに生々しい痕跡があったようだ。
53年3月4日、収容団は151体の遺骨を収容した。
「当時におけるペリリュー島は、激戦の行われた丘陵などには島民はまったく出入りしていないので、
地下壕内には遺体が戦没の当時の姿で横たわっていた」(厚生省援護局編『引揚げと援護三十年の歩み』・ぎょうせい・78年)。
さらに地表面に露出している遺骨があまりに多く、全てを収容して持ち帰ることはできなかった。
 ペリリューだけでなく、「第1次計画」の収集は、現地のおびただしい遺骨のごく一部を帰還させるものであった。このため、
政府は慰霊のため「戦没日本之碑」を硫黄島やマリアナ諸島、ガダルカナル、パプアニューギニアなどで建立した。
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◎ 豪ウェストパック銀、フィジー・パプアニューギニア事業を売却 (2020.12.7、 ロイター)
 https://jp.reuters.com/article/westpac-divestiture-idJPL4N2IN00W
[7日 ロイター] - 豪ウェストパック銀行は7日、フィジーとパプアニューギニアの事業を
最大4億2000万豪ドル(3億1210万米ドル)で売却する計画を発表した。
国内の中核事業に資源を集中させる取り組みの一環。
売却先はパプアニューギニアのキナ証券。
売却で中核的自己資本比率が0.03%ポイント上昇するとしている。ただ、2億3000万豪ドルの損失も計上する。
同銀の幹部、ジェーソン・イェットン氏は「よりシンプルで強固な銀行になるためさらに前進する」と述べた。
同行は新型コロナウイルス禍を背景とする貸倒引当金の急増や巨額な制裁金の支払いで減少した資本の増強に取り組んでいる。
先週、損害保険事業を独保険大手アリアンツに7億2500万豪ドル(5億3900万米ドル)で売却すると発表したばかり。
ウエルスマネジメント事業の売却先も探している。
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◎ ヴァージン、羽田―ブリス便の運航に意欲 (2020.12.8、 アジア経済ニュース)
https://www.nna.jp/news/show/2127080
オーストラリアの航空大手ヴァージン・オーストラリアが、
日豪間の渡航を再開するトラベル・バブルが形成された際に、羽田―ブリスベン便の運航を計画していたことが分かった。
羽田の発着枠を2021年10月まで延長する申請を行ったという。
オーストラリア国際航空サービス委員会(IASC)は結局、3月末までしか承認しなかったが、
同社は日本便の運航にはまだ意欲的との見方も出ている。7日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューなどが伝えた。
新型コロナウイルスの流行前、ヴァージンは羽田―ブリスベン便を毎日運航する計画だったが、破綻により計画を停止していた。
IASCはほかに、香港とパプアニューギニアへの発着枠をヴァージンからの要望により無効とした。
さらに、クック島への発着枠も無効としたが、ヴァージンは将来的に取り戻す狙いだとみられる。
ハードリッカ最高経営責任者(CEO)は、国際線計画の詳細についてまだ明らかにしておらず、
ヴァージンは航空大手カンタスとその傘下の格安航空(LCC)ジェットスターの間を取った立ち位置につくとだけ明らかにしている。
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◎ 新型コロナウイルスに関する注意喚起 (第82報)(2020.11.30、 在PNG日本国大使館)
https://www.png.emb-japan.go.jp/files/100120346.pdf (emb-japan.go.jp)
パプアニューギニアにお住まいの皆様及び渡航中又は渡航予定の皆様へ
 ●PNG 当局は、11月23日(月)以降、新規感染確認者数等につき以下の通り 発表しています。
 23日(月):18名
24日(火): 0名
25日(水):15名
26日(木): 0名
27日(金): 1名
28日(土): 0名
→現在の累計感染者数:646 名
→現在の累計死者数:7 名
→累計確認者数の各州内訳:
NCD:354 名(NCD の感染者2名がセントラル州に再集計されましたので先 週に比して2名減となっています)、
ウェスタン州:204 名、西ニューブリテ ン州:42 名、東ハイランド州:13 名、セントラル州:9名、
モロベ州:6 名、東セピック州:3名、エンガ州:3名、ミルンベイ州:2名、東ニューブ リテン州:2名、
ニューアイルランド州:2 名、西セピック州:2名、南ハイ ランド州:1名、ブーゲンビル自治州:1名、
ヘラ州:1 名、西ハイランド 州:1名
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◎ 新型コロナウイルスに関する注意喚起 (第82報)(2020.11.30、 在PNG日本国大使館)
https://www.png.emb-japan.go.jp/files/100120346.pdf (emb-japan.go.jp)
パプアニューギニアにお住まいの皆様及び渡航中又は渡航予定の皆様へ
 ●PNG 当局は、11月23日(月)以降、新規感染確認者数等につき以下の通り 発表しています。
 23日(月):18名
24日(火): 0名
25日(水):15名
26日(木): 0名
27日(金): 1名
28日(土): 0名
→現在の累計感染者数:646 名
→現在の累計死者数:7 名
→累計確認者数の各州内訳:
NCD:354 名(NCD の感染者2名がセントラル州に再集計されましたので先 週に比して2名減となっています)、
ウェスタン州:204 名、西ニューブリテ ン州:42 名、東ハイランド州:13 名、セントラル州:9名、
モロベ州:6 名、東セピック州:3名、エンガ州:3名、ミルンベイ州:2名、東ニューブ リテン州:
2名、ニューアイルランド州:2 名、西セピック州:2名、南ハイ ランド州:1名、ブーゲンビル自治州:1名、
ヘラ州:1 名、西ハイランド 州:1名
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◎ 日本・PNG間の移動に関する注意喚起 (2020.12.9、 在PNG日本国大使館)
https://www.png.emb-japan.go.jp/files/100123837.pdf (emb-japan.go.jp)
パプアニューギニアにお住まいの皆様及び渡航中又は渡航予定の皆様へ
当館にて帰国のためのフライト情報をまとめてみましたところ、現時点では、日本と PNG を結 ぶ商用便としては、
(1)POM→ブリスベン(豪州)→オークランド(NZ)→成田と、
(2)POM→香 港→成田、
(3)POM→ブリスベン→台湾(台北桃園空港)→成田/関空、が利用可能で、詳 細は以下の通りです。
なお、豪州・日本間の直行便としてシドニー・成田間の商用便が運航していますが、
現時点 ではポートモレスビーからシドニーには渡航出来ません。
(また 12 月6日から成田発メルボル ン行きが再就航していますが、メルボルン発成田行きは引き続き運休とされています。)
在留邦人の皆様におかれましては、各航空会社の運行状況、経由地での乗継ぎ(トランジッ ト)条件、
必要な申請方法等は随時変更される可能性を十分に考慮の上、必ずご自身で航空 会社や代理店に確認するようにお願いします。
1 フライト情報
(1)POM→ブリスベン(豪州)→オークランド(NZ)→成田
・ポートモレスビー→ブリスベン(ニューギニア航空・PX3便)
・ブリスベン→オークランド(NZ航空・846便)
・オークランド→成田(NZ航空・99便)
【ニューギニア航空HP】 http://www.airniugini.com.pg/
【NZ航空HP】 https://www.airnewzealand.jp/resume-nrt-akl-flights-information
(2)POM→香港→成田
・ポートモレスビー→香港(ニューギニア航空・PX008便)
・香港→成田(キャセイパシフィック航空・CX520便)
【キャセイパシフィック航空HP】 https://www.cathaypacific.com/cx/ja_JP.html
(3)POM→ブリスベン(豪州)→台湾(台北桃園空港)→成田/関空
・ポートモレスビー→ブリスベン(ニューギニア航空・PX003便)
・ブリスベン→台湾(エバー航空・BR316便) (中華航空・CI054便)
・台湾→成田(エバー航空・BR198便) (中華航空・CI100、CI104便)
・台湾→関空(エバー航空・BR132便)
【中華航空 HP】 https://www.china-airlines.com/jp/jp
【エバー航空 HP】 https://www.evaair.com/ja-jp/index.html
【ニューギニア航空 HP】 https://www.airniugini.com.pg/
2 乗継ぎ関連情報
(1)ブリスベンでの乗継ぎについて 現在、第3国から豪州国内において乗継ぎをする場合は、
国際線で到着した空港と出国する 空港が同じである必要があります。
また豪州国外からブリスベンを経由して PNG へ向かう際に は、乗継ぎ時間に応じて以下の申請が必要となり、
乗継ぎ待ちをする場所が変わります。
●8時間未満の乗継ぎの場合
(a) 豪州トランジットビザの取得、豪州から先の旅程に係わる証拠書類(E チケット等)が必要。
(b) 空港内で次の乗継ぎまで待機する。
●8~72時間の乗継ぎの場合
(a) 豪州トランジットビザの取得、豪州から先の旅程に係わる証拠書類(E チケット等)が必要。
(b) 現地で指示される指定ホテルで次の乗継ぎまで待機する。
※72時間以内の乗継ぎトの場合には隔離免除申請は不要です。
※豪州トランジットビザ=Transit visa(subclass771)は以下のリンクから申請いただけます。
 ※12月9日以降、豪州に入国または乗継ぎをする場合、
豪州に向かう航空機に搭乗する72 時間前までに Australia Travel Declaration を申請する必要があります。
この措置は、旅行者と 同じ航空機内にコロナ陽性者がいた場合に保健機関が迅速に検疫処置を実行するためのも ので
、旅行者に対して費用は発生しません。
申請の際には、下記サイトをご覧ください。
【内務省 HP(Australia Travel Declaration)】 https://covid19.homeaffairs.gov.au/australia-travel-declaration
【内務省 HP】 https://immi.homeaffairs.gov.au/visas/getting-a-visa/visa-listing/transit-771
【豪州保健省 HP】 https://www.health.gov.au/news/health-alerts/novel-coronavirus-2019-ncov-healthalert/coronavirus-covid-19-restrictions/coronavirus-covid-19-advice-for-internationaltravellers#recommended-quarantine-exemptions-for-some-other-travellers
【ブリスベン空港 HP】 https://www.bne.com.au/passenger/passenger-information/covid-19-coronavirus
(2)香港での乗継ぎについて 現在、香港での乗継ぎについては、以下の用件を満たす場合にのみ認められています。
 (a) 乗継ぎの旅程が同一予約記録に含まれている場合
(b) 最終目的地の入国条件を満たしている場合
(c) 手荷物を最終目的地まで預入が完了している場合(スルーチェックイン)
(d) 出発地から乗継ぎ後までの搭乗券の発行が完了している場合
 (e) 便の乗継ぎ時間が 24 時間以内の場合
【在香港日本総領事館 HP】 https://www.hk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000494.html
【キャセイパシフィック HP
(香港トランジットについて)】 https://www.cathaypacific.com/cx/en_US/covid-19/hong-kong-travelrestrictions.html#:~:text=Passengers%20will%20be%20able%20to%20transit%20through%20Hong ,their%20baggage%20checked%20through%20to%20the%20final%20destination%3B
(3)台湾(台北桃園空港)での乗継ぎについて 現在、
台湾での乗継ぎについては、同一航空会社同士による8時間以内の乗継ぎの場合に のみ認められています
(以下の台湾 Centers for Disease Control の HP 参照)。
フライトの遅 延等によって乗継ぎ時間が8時間を超過する場合の対応等については、各航空会社へ必ず お問合せ下さい
。また、12月 1 日以降、台湾へ到着または乗継ぎをする全ての旅客は、
搭乗 前3日以内に受検した COVID-19PCR 検査陰性証明書を提示する必要がありますので、ご注 意下さい。
【エバー航空 HP(重要なお知らせ)】 https://www.evaair.com/ja-jp/about-eva-air/news/news-ticker/
【中華航空 HP(旅行情報)】 https://www.china-airlines.com/jp/jp/discover/news/travel-advisory?travelAlert=41808- 7030
【台湾 Centers for Disease Control HP】 https://www.cdc.gov.tw/En/Bulletin/Detail/pis3aYhaXkLCDrN8XV-9KQ?typeid=158
【日本台湾交流協会 HP】 https://www.koryu.or.jp/news/?itemid=1957&dispmid=5287
※各国のビザ及び検疫免除に係わる申請等については、事情により急な変更もあり得ますの で、
常に最新の情報を航空会社、旅行代理店等から入手するようにしてください。
このメールは、在留届にて届けられたメールアドレス及び「たびレジ」に登録されたメールアドレ スに配信されております。
【問い合わせ先】 在パプアニューギニア日本国大使館
住所:Godwit Road、 Waigani、 Port Moresby、 NCD、 Papua New Guinea
電話: 3211800 国外からは(国番号 675)321-1800 E-mail: sceoj@pm.mofa.go.jp
ファックス : 323-0153 国外からは(国番号 675)323-0153
ホームページ:http://www.png.emb-japan.go.jp/j/index.html
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