メルマガ・広報誌

vol.263(7月20日)

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◎ パプアニューギニアで25年… 過酷な生活や夫の死、乗り越え聖書翻訳した女性 苦難の足跡が本に 
(2021.7.12、 上毛新聞)
https://news.yahoo.co.jp/articles/658d21b1edfe605fc5aca2862cd996f67f8dbe13
 パプアニューギニアの奥地で、25年以上をかけてキリスト教聖書を現地の少数民族が話すアタ語に翻訳した橋本千代子さん(76)
=群馬県伊勢崎市大手町=の足跡を、作家の篠原敦子さん(61)=前橋市箱田町=が「大洋を行く宣教」として出版した。
未知の世界に飛び込み、過酷な生活環境や夫の死を乗り越え、聖書を作り上げた過程を記している。
橋本さんは「主人の業績を残したかった。きっと喜んでくれている」と話している。
 橋本さんは高崎市箕郷町出身。教会で伊勢崎市出身の一雄さんと出会い結婚。
2人で日本ウィクリフ聖書翻訳協会の翻訳宣教師の研修を受け、
1983年に3歳の長女、9カ月の長男との家族4人でパプアニューギニアに入った。
 訓練を経て、西ニューブリテン州にある400人ほどが暮らすワシラオ村に赴任した。
高床式の小屋でわらの上に寝る生活。電気も水道もなく、雨水をタンクにためて使った。
虫に刺されて病気になり、食べ物が合わずに下痢や嘔吐(おうと)をすることも度々あったが、
「冒険しているみたい」と日々を楽しんだ。
 翻訳作業は難航を極めた。アタ語は約2000人が話していたが文字はなく、子どもに体を洗わせるのも、
洗濯させるのも、水をくませるのも「川、行きなー」という簡単な言葉だった。
現地住民が話す単語を聞き取り、英語のアルファベットを当てて辞書を作ることから始めた。
現地の子どもから大人までに文字を教える教室を開いたり、賛美歌を広めたりして、住民の意識を少しずつ変えていった。
 ただ、一家の心身の負担は大きかった。橋本さんは現地活動3年で疲労が極限に達し、家族で一時帰国。
さらに再度の渡航後、96~97年に帰国した際、一雄さんが脳内出血のため46歳で死去した。
翻訳の中心を担っていた一雄さんを失い、周囲は「活動継続は困難」と考えたという。
 だが、橋本さんは「中途半端で終わらせてはいけない」と同志の協力を得ながら活動を続け、
2011年にアタ語の新約聖書を完成させた。初版の700部が売り切れ、1000部増刷する好評だった。
「村の方々に喜んでもらえた。本当に感謝しかない」と振り返る。
 著者の篠原さんは乳がん体験をテーマにした
「その夏、乳房を切る めぐり逢った死生観」で第6回開高健ノンフィクション賞候補となった。
帰国後の橋本さんと前橋キリスト教会で出会い、3年余りかけて本にまとめた。
関係者30人近くに話を聞き、ニューギニアも訪れた。
「橋本さん一家は大変な活動をされたのに表に出さない。第三者としてきちんと世に出したかった」と話している。
 著書はイーグレープ社が出版。1000部発行。四六判200ページで1650円。(斎藤洋一)
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◎ Collaboration needed for socio-economic growth: Seymour (2021.7.12, POST-COURIER )
https://postcourier.com.pg/collaboration-needed-for-socio-economic-growth-seymour/
The development plan was conducted by JICA during tenure of former female administrator Sheila Harou
and provincial planner, late Francis Japu.
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◎ テルストラ、デジセルの太平洋部門買収交渉 豪政府が資金拠出へ (2021.7.19, Reuter )
https://jp.reuters.com/article/digicel-group-m-a-telstra-corp-idJPKBN2EP0BP
[キャンベラ 19日 ロイター] - 豪通信大手テルストラは19日、
太平洋地域の携帯通信最大手デジセル・グループの太平洋部門買収に向け交渉していると明らかにした。
豪政府が買収資金の大半を拠出する方針を示しており、
同地域における中国の影響力拡大を阻止するための政治的な動きとみられている。
デジセルはパプアニューギニアの携帯通信市場の支配的なシェアを持ち、
パプアのデータサービス拡大に向け豪政府の資金で敷設された「コーラル・シー」海底ケーブルを活用する見通し。
デジセルの先行きを巡っては、この数カ月間、市場やメディアの関心が高まっていた。
デジセルは昨年、中国国有の中国移動に太平洋部門を売却することを検討しているとした豪紙報道を否定した。
太平洋地域で米同盟国と中国との戦略的競争が激化する中、デジセルが中国企業に売却されれば、
豪政府にとって大きな懸念要因となる。
豪シンクタンク、ロウイー研究所の太平洋諸島プログラム・ディレクター、ジョナサン・プライク氏は
「デジセルは太平洋で最も重要なプレイヤーで、
豪政府は中国の手に渡ることは認められない戦略的資産と捉えている」と分析した。
豪外務貿易省の報道官は「上場企業が進めている未完了の商業上の交渉」にコメントするのは適切ではないとしながらも、
「インフラ開発での提携は太平洋ステップアップ構想の重要な柱だ」と発言。
政府は太平洋のインフラに投資する企業を支援するとし、
「通信インフラは地域全体の経済で重要な役割を果たす」と述べた。
ロイターは在豪の中国大使館にコメントを求めたが、現時点で返答は得られていない。
業務時間外のため、デジセルからのコメントも得られていない。
テルストラは「商業的に魅力的な資産であり、域内の通信にとって極めて重要なデジセル・パシフィックを巡って、
テクニカル的なアドバイスを提供する」との申し出が豪政府からあったと説明。
「当社がこの取引を進めるとすれば、豪政府による財務支援や、
戦略的なリスクマネジメントのサポートを得てのことになる」とした。
金額など詳細は明らかになっていないが、豪メディアによると、買収額は20億豪ドル(15億米ドル)になる見通しで、
豪政府が約15億豪ドルを支払うとみられる。
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◎ 新型コロナウイルスに関する注意喚起(第114報) (2021.7.12、在PNG日本国大使館)
 https://www.png.emb-japan.go.jp/files/100211338.pdf
パプアニューギニアにお住まいの皆様及び渡航中又は渡航予定の皆様へ
●PNG 当局の発表によれば、6 月 24 日(木)~7 月 8 日(木)の間に確認された新たな感染者数は国内で合計 236 名でした。
●現在の累計感染者数:17,334 名(+236 名)
●現在の累計死者数:179 名(+6 名)
●累計確認者数の各州内訳:
NCD:5,193 名(+40 名)、セントラル州:271 名、ガルフ州:131 名(+5 名)、
ウェスタ ン州:2,393 名(+2 名)、ミリンベイ州:238 名(+6 名)、ノーザン(オロ)州:196 名、
 モロベ州:1,204 名(+14 名)、マダン州:433 名(+3 名)、イーストセピック州:253 名 (+1 名)、
ウェストセピック州:451 名(+6 名)、東ハイランド州:750 名(+22 名)、チ ンブ州:253 名(+17 名)、
ジワカ州:157 名(+3 名)、西ハイランド州:1,045 名(+25 名)、南ハイランド州:214 名(+1 名)、
エンガ州:284 名(+4 名)、ヘラ州:185 名(+39 名)、マヌス州:487 名(+8 名)、
東ニューブリテン州:1,190 名(+14 名)、西ニューブリ テン州:1,024 名(+3 名)、
ニューアイルランド州:546 名(+4 名)、ブーゲンビル自治 州:436 名(+19 名)
※( )内は 6 月 23 日(水)時点との比較
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◎ 新型コロナウイルスに関する注意喚起(第115報) (2021.7.12、在PNG日本国大使館)
https://www.png.emb-japan.go.jp/files/100213486.pdf
  パプアニューギニアにお住まいの皆様及び渡航中又は渡航予定の皆様へ
15 日、PNG当局(National Control Centre)は、
PNGにおいて初となる新型コロナ ウイルス・デルタ株の感染者を確認した旨発表しました。
 同発表によると、感染者は 6 月 26 日にインドネシアを出港して 7 月 7 日にポートモレス ビー港に到着した貨物船の船長
(フィリピン人 65 才男性)で、Pacific International Hospital にて隔離中とのことです。
また、同乗していた 16 名の船員のうち 6 名の新型コロ ナ陽性が確認され、
うち症状があった 2 名をポートモレスビー総合病院に搬送し現在隔離 棟で隔離しているが、デルタ株感染は船長のみであり、
その他 4 名は無症状で、他の船員と 同様に船内で隔離されているとのことです。
15 日の記者会見でダオニ・パンデミック副指揮官は、今後もPNGの水際対策を徹底していくと述べるとともに、
国民に対してルール遵守の徹底を呼びかけました。邦人の皆様に おかれましては、マスク着用の励行、
こまめな手指の消毒、帰宅時等の手洗い、うがい及び 人混みを避ける等の感染予防に努めて下さい。
PNG保健省は、新型コロナウイルス感染の 可能性や症状(発熱、咳、呼吸困難等)がある場合、
ホットライン(1800-200)に電話連絡 し滞在していた渡航先及び現在の所在地等を通報し
今後の病院での検査等について指示 を仰ぐように呼びかけています。
(ご参考)PNG政府特設ウェブサイト:https://covid19.info.gov.pg/
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◎ 海外在留邦人等向けの新型コ ロナウイルス・ワクチン接種事業予約受付開始について
(2021.7.19、 在PNG日本国大使館)
https://www.png.emb-japan.go.jp/files/100214267.pdf
  パプアニューギニアにお住まいの皆様及び渡航中又は渡航予定の皆様へ 6 月 25 日付で
当館より御連絡した、成田及び羽田両空港で海外在留邦人等向けの新型コ ロナウイルス・ワクチン接種事業(8月1日から開始)
のインターネットでの事前予約受付 が本日午前 11 時から始まりました。
終了時期は、海外在留邦人の希望も踏まえ、2022 年1 月上旬を予定しています。
本事業での接種を希望される方は、外務省海外安全 HP 内の特設 サイトリンクを通じて事前の予約をお願いします。
 ※外務省海外安全 HP:https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/vaccine.html
 成田空港と羽田空港の特設会場(詳しくは上記HP参照)の開場時間は
、毎日(祝・休日 含む)10 時~13 時、14 時~17 時です。
 午前中に到着するフライトの利用者は、到着当日の上記開場時間帯の中で接種予約が可能 ですが、
水際対策強化に伴い空港の検疫通過に時間を要することから、予約時刻は到着予定 時刻の5時間後以降を指定して下さい。
 正午以降に到着するフライトの利用者は、到着翌日以降の 10 時~13 時または 14 時~17 時の時間帯で予約して下さい。
 なお、自宅等での 14 日間の待機期間中であっても、日程等のやむを得ない事情があり、
公共交通機関の不使用、マスクの着用、手指消毒の徹底、「3 密(密閉・密集・密接)」の回 避、
目的地以外の移動は行わない等のルールを遵守する場合に限り、
接種会場に来訪し、接 種を受けることが認められています。
 本事業の利用は、インターネットの特設サイトでの事前予約のみ受け付けます。
会場での 当日申込や電話による予約受付は行っていません。
 インターネットの特設サイトを通じて2回分の接種予約申請をしてください。
予約は接 種日の2か月前から1週間前まで可能です。
(お問い合わせ先)
・日本国内からかける場合:03-6633-3237(有料)
・海外からかける場合:(+81)50-5806-2587(有料)もしくは Skype 上で mofa-vaccineQA@asiahs.com(無料)
(日本語:月曜~日曜 8 時~20 時(日本時間)、英語:月曜~金曜 9 時~18 時(日本時間))
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