メルマガ・広報誌

vol.264(8月2日)

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◎ 藤崎でヨシダナギさん写真展 マサイら世界の「ヒーロー像」伝える100点展示 
(2021.7.20、 仙台経済新聞)
https://sendai.keizai.biz/headline/3310/
「ヨシダナギ写真展 HEROES」が7月17日、仙台の百貨店「藤崎」
(仙台市青葉区一番町3、TEL 022-261-5111)本館7階で始まった。
  ヨシダナギさんは1986(昭和61)年生まれのフォトグラファー。
独学で写真を習得し、アフリカやアマゾンなど世界各地で少数民族や先住民、
ドラァグクイーンを撮影した作品を発表。
2017(平成29)年に「講談社出版文化賞」写真賞を受けた。
 ヨシダさんの写真展は東北初。2018(平成30)年に発売した写真集「HEROES」の作品を中心に約100点を展示する。
アフリカ、オセアニア、南アメリカ/アマゾン、アジアに分け、アフリカのスリ族やトゥアレグ族、
アマゾンのエナウェネ・ナウェ族、パプアニューギニアのオモ・マサライ族、フリ族、
エチオピアのスリ族など「地球上に今なお現存するヒーローたち」(ヨシダさん)の写真を展示。
渡航スタイルや撮影裏話の紹介、オフショットやアフリカのアファール族から託された短剣の展示も行う。
 初日にはヨシダさんのトークショーが開かれた。
「アフリカに興味を持ったきっかけは5歳の時にテレビで見たマサイの姿。
セーラームーンや仮面ライダーのようなヒーローに見えて、すごくかっこいいなと思った」とヨシダさん。
誰にも共感されることはなく、「私の目にはヒーローのように映っているのに、ほかの人にはそうは写っていない。
私の頭の中にある、私に見えているヒーロー像を演出して撮影できたらかっこよさを共有できるのではないかと思って撮影を始めた」と明かした。
 開催時間は10時~19時(最終日は17時閉場)。入場料は一般=700円、高校生以下無料。8月9日まで。
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◎ 豪オイル・サーチ、サントスによる88億豪ドルの買収案を拒否 (2021.7.22、 ロイター )
https://jp.reuters.com/article/oil-search-m-a-idJPKBN2EQ07N
[メルボルン 20日 ロイター] - 豪石油・ガス会社オイル・サーチは、
同業のサントスが提示した株式交換による88億豪ドル(65億米ドル)規模の買収案を拒否した。
両社が20日、明らかにした。
オイル・サーチはパプアニューギニアを中心に石油・ガス事業を展開している。
サントスは6月25日に買収案を提示していた。
オイル・サーチは、顧問や取締役会、経営幹部が提案を精査した結果、株主の最善の利益にならないと判断したと述べた。
サントスは、オイル・サーチ株1株当たりサントスの新株0.589株を付与する案を提示したと明らかにした。
6月24日のサントス株終値で試算すると、オイル・サーチ株を1株当たり4.25豪ドルと評価する水準。
これは当時のオイル・サーチの株価を12%上回る。
サントスは豪証券取引所への声明で
「買収案が両社の株主に付加価値を生み出す極めて魅力的な機会だと引き続き考えている」と述べた。
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◎ 中国と南太平洋 島嶼国の拠点化に警戒が要る (2021.7.26、 読売オンライン)
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20210726-OYT1T50452/
 中国が、南太平洋の島とう嶼しょ国への関与を強めている。なりふり構わぬ経済支援で小国を取り込み、
拠点を作ろうとする動きには警戒が必要だ。
  トンガやフィジー、パラオなどの島嶼国は、かつて英仏米や日本などが統治した経緯もあり、交流が維持されてきた。
地理的に近いオーストラリアやニュージーランドとも関係が深い。
 大半の国が人口数万~数十万人で、観光や農漁業以外に産業は乏しい。
慢性的な財政難の中、近年は中国が大量の資金援助を通じて急速に存在感を高めてきた。
 キリバスは、中国の支援を受けて、観光開発の名目で滑走路の修復や港湾の改修、
衛星追跡施設の整備を進めているという。滑走路や港湾、通信施設は、軍事目的の利用も可能だ。
 中国はこれまでもアフリカやアジアで、援助と引き換えに港湾の使用権などを手にした。
こうした「債務の罠わな」に陥らないか、注意しなければならない。
 ソロモン諸島は2019年に、軍港建設に適した入り江を持つ島を丸ごと、
中国の国有企業に長期使用させる契約を結んだ。
その後、米豪は中国が島を軍事拠点化することを懸念し、契約を撤回させた。参考にすべき例だろう。
 パプアニューギニアの島の一つでは、中国資本による漁港建設計画が浮上した
島は豪本土に近いことから、豪州では漁港が中国の偵察活動の拠点に使われかねないとの疑念が高まっている。
 南太平洋の島嶼国に対する中国の融資総額は、この地域の国内総生産(GDP)の2割超に上るとされる。
南シナ海と同様に、沿岸国への支援を強めながら、影響力を拡大する思惑は明白だ。
 南太平洋では、6か国が台湾と外交関係を持っていたが、
キリバスとソロモン諸島が19年に中国に鞍替くらがえし、4か国に減った。
中国は今後も、切り崩し工作を続けていくだろう。
 南太平洋の安定は、米国と豪州の同盟を中心に保たれてきた。
中国の軍事的影響力が拡大すれば、バランスが崩れる恐れがある。
 日米豪は英仏とも連携し、中国の野心的な海洋進出に対し、安保協力を強化することが重要だ。
 日本は3年に1度、島嶼国との首脳会議を主催している。
今月の会議では、新型コロナウイルスワクチンの無償供与を表明した。
 気候変動対策や人材育成など、日本ならではのきめ細かい支援を通じて、島嶼国との信頼関係を維持していきたい。
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◎ 103歳の証言 ブーゲンビル島・タロキナの飛行場を破壊せよ―。
8キロの弾丸2発と飯ごう持ってブインを出発。敵の守りは固く味方を待つ。
翌朝現れたのは敵機200機だった〈語り継ぐ戦争〉 (2021.7.31、南日本新聞)
https://373news.com/_news/?storyid=140892
  南方戦線強化のため、所属していた第6師団のソロモン諸島への転出が決まり、
1942(昭和17)年12月21日に上海を出発した。25歳。39年2月に中国に出征して、
4年になろうとしていた。
ラバウルを経て翌年1月25日にブーゲンビル島(パプアニューギニア)のブインに着いた。
 日本軍は米軍と豪州軍を遮断するための作戦の一環として、ブーゲンビル島を占領。
ブインには軍の飛行場があった。到着したが、食料がない。
畑を開き、芋やカボチャを植える日が続いた。
 ブインに近いモライ岬への米軍の上陸を予想していた。
ところが敵はブインとジャングルを隔てた島西側のタロキナに入り、飛行場を建設した。
翌年、われわれ野砲兵第6連隊にタロキナの山中に陣地を構え、飛行場を破壊する命令が下った。
いわゆる第2次タロキナ作戦である。
 1発8キロの弾丸を一人2個ずつと、飯ごうを持ってブインを出発。
宿営地に着いたら、まず食料を探すという道のりだった。
ジャングルに生えるバショウの根を細かく切って炊いて食べたが、乾いたまきがなく苦労した。
 夜に翌日の朝と昼の分まで一緒に炊いた。
昼間に煙を出すと、敵に見つかり空爆されるからだ。
腹が減って3食分を一度に食べてしまい、翌日は朝昼抜きで歩く兵もいた。
 島は雨が多く川もたくさんあった。
食べ物はなく、マラリアやチフスなどの病原体がまん延しており、倒れる兵も多かった。
彼らの分の弾丸まで3個、4個と運ぶ隊員もいた。
 3月10日。夜明けから、敵の飛行場めがけて攻撃を開始した。
歩兵13連隊や45連隊なども加わった総攻撃だった。
私たちが所属した野砲兵第6連隊の山砲隊は高台に陣取り、各部隊の戦況が入る基地になっていた。
戦況はよかったが敵の守りが固く、破壊に至らない。翌日来ることになっていた日本軍の飛行機を待った。
 夜が明ける頃、200機ぐらいの飛行機が飛んできた。だが、それは敵の飛行機だった。
爆弾の雨がこれでもかと落ちてきた。ジャングルだった山がはげ山になり、部隊は全滅に近かった。
私は奇跡的に助かり、負傷兵を仮包帯所(応急救護所)に送り届ける作業を繰り返した。
 負傷兵を届けた帰り。空腹を満たすため、草の根をかじった後、激しい下痢に見舞われた。
一歩も動けなくなり、倒れ込んだ。
 やってきた救援部隊の中に大分出身の戦友がいた。私が病状を説明したところ、
「そこにおれ」と言い残してその場を離れていった。
しばらくして戻ってきて「これを飲め」と薬を渡してくれた。
 翌日は山を下って敵の飛行場に突撃することになっていた。
薬が効いたのか、幸い歩けるようになり、飛行場に向けて出発した。
 途中で第45連隊の曹長に会い、戦況を尋ねた。
「ここまで来たどん、この先は敵の射撃で進むことができない」という。われわれも前に進むことができず、戦闘を終えた。
■第6師団
 旧日本陸軍の師団の一つ。歩兵第13連隊(熊本)、歩兵第23連隊(都城)、歩兵第45連隊(鹿児島)など
九州南部の隊で編成された。
日中戦争で南京攻略戦などに参戦。太平洋戦争が開戦すると南方戦線へ派遣された。
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◎ 妖怪や戦争、水木さんの世界満喫 岡崎で漫画展、アマビエ原画初公開(2021.8.1、 
中日新聞)https://www.chunichi.co.jp/article/302273?rct=aichi
 九月二十六日まで。 「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」などの人気作で知られる漫画家水木しげるさん
(一九二二〜二〇一五年)の作品を紹介する「水木しげる魂の漫画展」が三十一日、岡崎市高隆寺町の市美術博物館で始まった。
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◎ パシフィック・アドベンティスト大学での日本財団寄贈図書引き渡し式 (2021.7.31、 在PNG日本国大使館)
https://www.png.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00356.html
 7月29日、日本財団よりポートモレスビー所在のパシフィック・アドベンティスト大学に寄贈された図書の引き渡し式が開催されました。
式典では、ロザノ副学長と丸尾臨時代理大使が除幕を行いました。
寄贈された117冊の洋書は日本の文化、歴史、政治、社会等の分野の書籍で、
同大学図書館に新しく設置された日本学習センターに所蔵されます。
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