メルマガ・広報誌

vol.343(10月10日)

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◎ Airport vital as alternate to Jacksons International(2023.10.2、Post Courier)
https://www.postcourier.com.pg/airportvitalas-alternate-to-jacksons-international/
The event will also be witnessed by the Japanese Government's State Minister for Foreign Affairs,
Iwao Horii who has travelled from Japan to PNG with ...

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◎    パプアニューギニア国ナザブ・トモダチ国際空港 開港(2023.10.3、OC GLOBAL)
https://ocglobal.jp/ja/news/japan-231003-2/
2023年10月2日、株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバルが共同企業体幹事*として
詳細設計、入札支援、施工監理等のコンサルタント業務を実施した
『パプアニューギニア国ナザブ・トモダチ国際空港』の開港式が行われました。
式典にはパプアニューギニア(PNG)国からJames Marape首相、Walter Schnaubelt交通航空大臣、
Luther Wengeモロベ州知事が、日本からは堀井 巌外務副大臣、渡邊信之在PNG日本国特命全権大使、
松岡秀明JICA PNG事務所所長らが参加されました。
空港名には日本とパプアニューギニアの友好を象徴して「TOMODACHI(友達)」がつけられました。
*オリエンタルコンサルタンツグローバル・梓設計 共同企業体
パプアニューギニア国第二の都市レイは国際港を有し、主要な産業が立地するハイランド地方と陸路で結ばれた交通の要衝です。
同国本島は東西に最高峰4,000m級を擁する稜線が走る急峻な地形で、
首都ポートモレスビーを結ぶ交通手段は空路と海路以外にないことから、
航空輸送は人や物の安全で迅速な移動にとって重要なインフラとなっています。
しかし、レイ市郊外にある既存のナザブ空港は進化する旅客輸送のニーズに対して設備が十分に整っておらず、
ターミナルビルの老朽化も著しく、旅客手荷物や保安検査などの大半を人力で処理をしているために、
ピーク時には大きな混乱を招いていました。また、滑走路舗装の劣化、
航空灯火などの空港保安設備も更新時期を迎えていました。
本事業では、本邦政府有償資金協力により、同空港が国際線の就航に必要な既設滑走路の拡張、
既設誘導路の拡張と新設、駐機場の拡張、航空灯火の機能向上、
旅客ターミナルビル(鉄骨造2階建て延べ約1万740平方メートル)・駐車場の新設を中心とした新ターミナルの整備を行いました。
本空港の開港により、増加する輸送需要に対し、利便性と安全性の向上が期待されます。

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◎    莫大な経済援助で覇権狙う中国 新たな“地政学的戦場”となる南太平洋
(2023.10.3、まいどなニュース/Yahoo )
https://news.yahoo.co.jp/articles/701aa9ffb91c2e48e1d271c565ba7e807708c138
 南太平洋が新たな地政学的戦場になっている。南太平洋の島国ソロモン諸島のソガバレ首相は9月下旬、
国連総会の一般討論演説で長年同国を経済的に支援する中国を支持する姿勢を強調し、
福島第一原発の処理水放出について日本に強い不満を示し、もし処理水が安全ならば日本国内に保管されるべきだと批判した。
 処理水放出から既に1カ月が経過するが、これまで日本産水産物の輸入を全面的に停止した中国を支持する声はほぼなく、
ロシアや北朝鮮、そしてこのソロモン諸島など一部の国に限られる。

しかし、ソロモン諸島が中国支持の立場を明確にすることは単純な理由で、長年お金で支援してくれるが、
国連総会などで中国の異に反する発言をすれば支援打ち切りに遭う恐れがあるからだ。
そして、ソロモン諸島は経済だけでなく、安全保障分野でも中国との関係を強化し、
米国やオーストラリアなどが懸念を強めている。
2022年4月、ソロモン諸島は中国との間で安全保障協定を締結した。
ソロモン諸島は中国との間で貿易や教育、漁業に関する協力を深めるのが目的で、
中国による軍事基地建設は提案に含まれていないとしているが、その後ソロモン諸島を訪問した米政府高官は、
会談したソガバレ首相に対し、安全保障協定に懸念を伝え対抗措置も辞さない構えだと伝えた。

こういった中国の南太平洋への接近は、ソロモン諸島だけではない。支援額からも明らかだ。
オーストラリアのシンクタンク「ローウィ研究所(Lowy Institute)」が以前に公表した情報によると、
中国は2006年から2016年の間に、パプアニューギニアに6億3200万ドル、フィジーに3億6000万ドル、
バヌアツに2億4300万ドル、サモアに2億3000万ドル、トンガに1億7200万ドルなど莫大な経済援助を実施してきた。
それによって、南太平洋には台湾と国交を持つ国々が多い中、外交関係を台湾から中国に切り替える動きが近年進んでいる。
2019年にキリバスとソロモン諸島が台湾との断交を発表し、中国と新たな国交を樹立した。
今日南太平洋で中国と外交関係を持つのはパプアニューギニア、バヌアツ、フィジー、サモア、ミクロネシア、
クック諸島、トンガ、ニウエ、キリバス、ソロモン諸島の10カ国なのに対し、
台湾と国交を持つのはマーシャル諸島、ツバル、パラオ、ナウルの4カ国にまで減少しているのだ。
中国は今後も同4カ国への浸透を続けていくことは間違いない。

バイデン政権もこういった動きに対して警戒を強めている。
バイデン政権は9月、南太平洋諸国を招いた国際会議を開催し、ニウエとクック諸島を新たな国家として承認し、
外交関係を樹立した。また、ミクロネシア連邦、パラオ、マーシャル諸島との間で締結してきた
安全保障協定「コンパクト(自由連合協定)」を更新することを発表した。
今後、北極海と同じく、南太平洋においても地政学的争いが激化することだろう。

◆治安太郎(ちあん・たろう) 国際情勢専門家。各国の政治や経済、社会事情に詳しい。
各国の防衛、治安当局者と強いパイプを持ち、日々情報交換や情報共有を行い、対外発信として執筆活動を行う。

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◎    PARTNERSHIP IMPORTANT FOR DEVELOPMENT (2023.10.5、EMTV Online)
https://emtv.com.pg/partnership-important-for-development/
Mr Kaiyun made this known when thanking the Government of Japan
and its people for donating heavy equipment machinery through Japan International ...

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◎    島しょ国への進出後押し ジェトロなど、豪州足がかりに(2023.10.7、日経)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA05BRW0V01C23A0000000/
日本貿易振興機構(ジェトロ)とオーストラリア貿易投資促進庁は近く、
太平洋島しょ国への投資促進協力で合意する。金融やインフラ分野で新興企業を中心に関心は高い。
中国が同地域で影響力を増すなか、関係の深い豪州を足がかりに日本企業の進出を後押しする。
西村康稔経済産業相は6日から豪州を訪れ、ファレル貿易・観光相とともに両機関の覚書締結に立ち会う予定だ。
投資や貿易の促進に向け、現地規制の情報交換や市場調査の対象を日豪2国間に加え、
島しょ国を含むインド太平洋地域に広げる。
フィジー、パプアニューギニア、パラオといった島しょ国は地球温暖化の影響で国
土の一部が水没するといった懸念をかかえる。
脱炭素技術やデジタル技術を生かした金融サービスへの引き合いは強い。
豪州当局がフィジーなどに構える現地事務所といったネットワークを活用する。
市場規模が小さく進出をためらう企業も多い島しょ国で事業展開を支援し、
経済的なつながりを深める狙いがある。
太平洋の島しょ国を巡っては、米中両国が経済・政治的な関与を強めている。
中国が2022年にソロモン諸島と安全保障協定を締結するなど影響力を高めている。
ソロモン諸島は日本政府による東京電力福島第1原子力発電所の処理水放出に反対している。
米国は巻き返しを急ぎ、23年初頭にはソロモン諸島に大使館を開設し、
9月にはクック諸島とニウエを国家承認した。
バイデン大統領は同地域のインフラ支援へ4000万ドル(およそ59億円)を
拠出するため米議会と協力すると表明している。

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◎    戦死の父パプアで慰霊へ 桶川の岡部さん(2023.10.8、読売オンライン)
https://www.yomiuri.co.jp/local/saitama/news/20231007-OYTNT50222/
 太平洋戦争末期に、豪州などの連合軍と日本軍が戦った東部ニューギニア
(現パプアニューギニア)で陸軍兵士の父を失った桶川市の岡部博明さん(79)が25日、現地へ出発し、
8年ぶりに慰霊式に臨む。コロナ禍で中断していた現地での遺骨収集も今年再開した。
岡部さんは「体が元気な限り、戦友たちの遺骨収集を続けるよと父に報告したい」と話している。
岡部さんの父・末松さんは、1945年5月、東部ニューギニア北部・ウエワクの松ノ岬で
陸軍独立自動車大隊員として28年の生涯を終えた。岡部さんは当時1歳3か月で、父の記憶はない。
長野市にある父の兄夫婦のもとで育ち、年に1度は同市へ墓参りに行っていたが、父への思いは強くなかった。
  気持ちに変化が生まれたのは8年前。日本遺族会の戦没者慰霊友好親善事業に参加し、
ウエワクの松ノ岬で開いてもらった慰霊式で「伴侶、子、孫に恵まれました」と報告すると、不思議と思慕が強くなった。
父の遺骨は見つかっておらず、代わりに付近にあった石を持ち帰り自宅の庭に置いた。
 「父が生きていれば、仲間の遺骨を探していたに違いない」。
新たな思いが芽生え、2017~19年に5度、一般社団法人日本戦没者遺骨収集推進協会主催の現地調査に参加し、
現地に眠る「父の戦友」の遺骨収集を続けてきた。

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