メルマガ・広報誌

vol.401(4月10日)

<URLから記事を閲覧すると、写真や図表が閲覧でき、より理解できます>

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  メルマガニュースはPNGにかかわるニュースを選択して
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  インターネット上等で配信されておりますPNGについての記事を取りまとめ
 会員の皆さまにご連絡いたしておりますが、その報道、配信内容について、
 特定の考え方などを協会として支持するものではございません。

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◎    農業分科会 in PNG:地域と共に歩む取り組み(2025.4.1、JICA PNG事務所)
https://www.jica.go.jp/overseas/png/information/topics/2025/1565991_58034.html
PNG国の農業分野では、現在7名の隊員が、学校での農業指導や州・地区行政の支援などの活動を行っています。
隊員は日本とパプアニューギニア(PNG)の農業の特性の違いを理解し、
現地の状況に即した活動を展開するために、日本のNGOであるOISCA(オイスカ)と連携し、
東ニューブリテン州のOISCAラバウル・エコテックセンターで研修を実施しました。

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◎    World Expo to cost PNG K10mil (2025.4.3、The National)
https://www.thenational.com.pg/world-expo-to-cost-png-k10mil/
“This is to secure our market in Japan for our marine and fisheries resources, coffee and LNG.
” When asked if discussions with Japanese car ...

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JICA海外協力隊春募集イベント「JICA海外協力隊体験談を聞こう!」(2025.4.、JICA北海道)
https://www.jica.go.jp/domestic/obihiro/information/event/1566452_23958.html
JICA海外協力隊の春募集開始にともない、
釧路市内にてJICA海外協力隊経験者による体験談イベントを開催します!
参加者には新作ノベルティをプレゼントいたします。
JICA海外協力隊参加希望者以外もお気軽にお越しください。
JICA海外協力隊体験談で世界をのぞいてみませんか?

■プログラム(予定)■
■13:00~ JICA海外協力隊体験談パネルトーク
・小棚木 愛さん(エルサルバドル・村落開発普及員)
活動内容:地域の青年たちと共に、地域の歴史や観光紹介動画などの映像制作を行い、
各地での上映会の企画・調整や、日本文化祭りを実施した。
・佐藤 英樹さん(パプアニューギニア・村落開発普及員)
活動内容:周辺の村に通い、かまど、蒸し料理、塩料理などの作り方を教えた。
かまどづくりの際、藁がない分、ココナッツの皮を代用する等、工夫した。
■14:15頃~ チョコ作り体験会 (※定員に達したためお申込みを終了しました)
■終日:JICA海外協力隊写真展
その他、JICA海外協力隊希望者の方には個別相談も実施いたします。

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◎    日本人76歳の健康度、“世界の65歳”と同等|Lancet Public Health(2025.4.7、PT-OT-ST)
https://www.pt-ot-st.net/index.php/topics/detail/1719

「65歳以上=高齢者」という区分は実態を捉えているのか?──
The Lancet Public Health(2019)に掲載された国際研究の論文
「Measuring population ageing: an analysis of the Global Burden of Disease Study 2017」で、
日本人の76歳は“世界の65歳”と同じ健康度であることが示された。
本研究は、1990年から2017年にかけて世界195カ国を対象に疾患や障害の負担を調査した国際的な疾病負担研究
「Global Burden of Diseases, Injuries, and Risk Factors Study(GBD2017)」のデータが用いられた。
GBD2017データより、92の加齢関連疾患(例:心血管疾患、認知症、変形性関節症など)を対象に、
年齢とともに増加する疾患負担(DALYs)を評価。
その上で、「65歳時点での世界平均の健康状態」と同等の疾患負担を持つ年齢(=等価年齢)を各国ごとに算出した。
分析の結果、日本の76歳は世界の65歳と同等であるという研究結果が示された。

また、等価年齢が最も高かったのは日本の76.1歳であった一方、
最も低かったのはパプアニューギニアの45.6歳であり、
最大30年以上の差があることが明らかになった。
これらの結果は、日本において年齢関連疾患の負担が他国よりも遅れて積み重なっていることを示している。
病気になっている割合(有病率)や、病気の重症度(障害・死亡リスク)が日本は他国より少ない、
もしくは後からやってくるということになる。これにより、
日本の高齢者の健康状態が他国と比べても極めて良好であることが明らかになった。

これは、“65歳時点の世界平均の加齢関連疾患負担”と同じ健康状態になるのが、
日本では76.1歳であることを意味している。つまり、「日本人はおおよそ11年分、
健康的である」と解釈することができる。
著者らは「加齢に伴う疾病負担がどの年齢層で蓄積するかを比較したところ、
日本を含むフロンティア諸国では、同程度の疾病負担を持つ他国に比べて、
負担の蓄積が高齢期まで遅れていることを明らかにした」と報告。

この結果に基づき「身体活動量の多さ、喫煙率の低さ、医療へのアクセスの良さなど、
どのような要因が遅らせることに成功したのかを理解することで、
予測される高齢化の負担を軽減する方法が明らかになる可能性がある」と述べている。

従来の指標との違い
高齢者とされる年齢は、より客観的な健康指標に基づき、単なる年齢ではなく、
実際の健康状態や機能的能力を評価することが求められている。
本研究は、年齢関連疾患における障害調整生命年(DALYs)を包括的に分析することで、
従来の「年齢中心の高齢者概念」から、「健康状態と疾患負担に基づく高齢者評価」への転換を促しており、
著者らは、その点が本研究の強みであるとしている。

今後の課題
本研究では、1990年から2017年にかけて、世界各国で年齢関連疾患負担率が減少し、
その主な要因として、致死率と疾患の重症度の低下が挙げられている。
ただし、日本を含むフロンティア諸国における負担軽減の具体的な要因については、
本研究では明確に論じられていない。 
なぜ、日本などのフロンティア諸国では、
高齢者の健康状態が他国と比べても極めて良好であるのか。
その理由については、公衆衛生の充実、医療アクセスの良さ、食生活、教育水準の高さ、
日常生活レベルでの活動性や社会参加の高さなどが影響していることも考えられる。
今後は、フロンティ国である日本を含めて国別の違いや背景をさらに分析し、
負担軽減の成功要因を解明することが期待されている。
<URLをクリックしてサイトを閲覧すると、論文の原文を閲覧できます>

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◎    特攻隊員、鉛筆書きの遺書 宇佐市民図書館で企画展(2025.4.8、朝日)
https://www.asahi.com/articles/AST474H1HT47TPJB004M.html

大分県の宇佐海軍航空隊(宇佐空)で最初に特攻隊の隊長に指名された
藤井真治(まはる)大尉(1917~45)の遺書などを紹介する企画展
「えんぴつ書きの遺書―海軍大尉藤井眞治 最期の願い―」が
宇佐市民図書館2階ギャラリーで開かれている。5月11日まで。観覧無料。

 藤井大尉は宮崎県都城市出身で、8人きょうだいの長男。京都帝大(現京都大)の農学部を卒業後、
志願して海軍飛行予備学生となり、偵察員として訓練を受けた。
ラバウル(パプアニューギニア)での任務を経て44年に宇佐空へ赴任した。
 搭乗員を養成する練習航空隊だった宇佐空は、戦局悪化に伴い特攻訓練が行われるようになり、
実戦部隊に変わる。藤井大尉は特攻隊の第一八幡護皇(はちまんごおう)隊艦攻隊の隊長として
45年4月6日、鹿児島県の串良基地から沖縄へ出撃し、亡くなった。27歳だった。

 遺族からの寄贈資料が並ぶ今回の企画展のタイトルの元になったのは、
出撃当日に家族へ宛てた鉛筆書きの4通の遺書だ。
当時8歳だった五男の治芳(はるほ)氏(故人)には「しっかりがんばって下さい。
いつまでもまもってあげるからね」と書き残し、年の離れた弟を思う優しい兄の姿が感じ取れる。

 藤井大尉が45年4月、駆逐艦の砲術長だった三男治美(はるみ)氏
(2011年12月に90歳で死去)へ送ったはがきも展示されている。
「元気か。うんとやってくれ。
茜さす東の国に 生れける その悦びを その悦びを 神州不滅 必勝を信ず」と書かれている。
 治美氏は海軍兵学校から海軍に入隊し、真珠湾攻撃やミッドウェー海戦に参戦。
長兄の藤井大尉の後を追うように、戦後は京大農学部で学んだ。
 治美氏の長男で東京在住の医師、藤井昭芳(あきほ)さん(73)は先月、企画展の会場を訪れ、
伯父への思いを語った。昭芳さんは特攻隊について、
「『生命をなんだと思っているんだ』と父はすごく怒っていた」と振り返った。
 藤井大尉は宇佐空で、要務専修飛行予備学生の指導にあたった。教わった学生たちは卒業後、
「藤井会」という同期会をつくって会報を発行するなど、慕われたという。
 笑顔を浮かべた藤井大尉の自然体の写真もある。軍人として、
そして家族を気遣う一人の人間としての素顔を垣間見た昭芳さんは、感慨深げに語った。
「国のためにという強い気持ちと、兄貴としての優しい気持ち。いろんな気持ちの葛藤があったんだと思う」
 戦争遺構が数多く残る宇佐市では、平和ミュージアム(仮称)の建設計画があり、
こうした寄贈資料を公開する考えだ。昭芳さんは「ずっと記録が残るのはうれしい」と話した。

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◎    大洋州で高まるパプアニューギニアの理数科教科書への関心と大洋州域内連携!
太平洋教育大臣会議(CPEM)がポートモレスビーで開催(2025.4.8、JICA PNG事務所)
https://www.jica.go.jp/overseas/png/information/press/2024/1566466_52907.html

2025年3月18日~20日にポートモレスビーで太平洋教育大臣会議
(CPEM:Conference of Pacific Education Ministers) が開催されました。
パプアニューギニア(PNG)教育省(NDoE)とJICAは、
日本の協力によって開発された理数科教科書やこれまでの
日本の教育協力の事例を大洋州の国々に紹介しました。
マーシャル諸島共和国の教育大臣および パラオ共和国 の教育省局長からは、
PNG教育省がJICAおよびGPE(Global Partnership for Education)と協力して開発した
理数科教科書と教師用指導書に対して高い関心が示されました。
JICAは今後もこれらの国々と協力して、
大洋州地域における教育分野の発展に向けた取り組みを支援してまいります。

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◎    ニューギニア航空、日本地区のGSAが業務終了(2025.4.9、航空新聞)
https://www.jwing.net/news/91601
ニューギニア航空(ANG)の日本地区旅客総代理店を務めていた「Global Aviation Link YTI(GALink)」は、
4月30日付けで同航空の代理店業務を終了すると発表した。
 ニューギニア航空は、成田から首都ポートモレスビーまで直行便を運航していたが、
新型コロナウイルスの影響により運休していた。
5月以降の問い合わせについてはパプアニューギニアの本社が対応する。
なお、今後の代理店については、現在本社側で新たな引き継ぎ会社を選考中であるとしている。

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