メルマガ・広報誌

vol.405(5月20日)

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◎    〈分析〉頭抜けた中国への歓迎ぶり、主賓の習近平…
ロシアの戦勝記念日の軍事パレードに参加した外交首脳の顔ぶれから分かること
(2025.5.12、Yahoo/Wedge)
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea574ddb3c39c2071f9b78ac67079d83b8ab9205?page=3

ロシアで9日、第二次世界大戦のナチス・ドイツに勝利したことを祝う対独戦勝記念日を迎えた。
ウクライナへの大規模侵攻を続ける「プーチンの戦争」の最中、
ロシアとの友好を重視する中国やブラジルなど26カ国の外国首脳がモスクワを訪れ、
赤の広場で実施された軍事パレードなどの記念式典に参列した。

   今年は戦後80年の節目の年。2000年に大統領就任から今年で25年目となる「プーチン時代」では、
2000年(戦勝55周年)から5年ごとに盛大なイベントが執り行われ、

その度、モスクワに招待された外国首脳の顔ぶれが国際関係の構図を示してきた。
今回の26カ国のほとんどは国連の対露非難決議などでも「反対」「棄権」に回る常連国で、
ウクライナ侵略が一定の沈静化を迎える「戦後」の国際社会においても、
西側諸国の外交路線とは一線を画し、ロシア擁護の立場を鮮明にする可能性が高い。

<途中を省略>

EUからも参加者が
 欧州からは欧州連合(EU)のスロバキア、
EU加盟候補国のセルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナの3カ国首脳が参列に加わった。
スロバキアはロシア産ガスに依存。
ゼレンスキー政権はウクライナ経由の欧州向けパイプライン輸送停止の措置を取り、
スロバキアは年間5億ユーロ(約800億円)の損害を受けるとして、ウクライナとの対立を深めている。

   一方、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナはEUがパレードへの出席を控えるよう要請したが、
これを振り切り、モスクワ訪問を強行した。

   モスクワで顔をそろえたスロバキアのロベルト・フィツォ首相と
セルビアのアレクサンダル・ブチッチ大統領はわざわざクレムリンを背景に動画を取り、
「セルビア人とスロバキア人は永遠の兄弟だ」と連携を誓うパフォーマンスを見せている。
EU側の立場に背を向けた形になり、今後の動きが注目される。

 中南米からはブラジル、ベネズエラ、キューバの3カ国首脳がモスクワを訪れた。
このうち、ブラジルのルラ・ダシルバ大統領は02年からの第一期政権からプーチン大統領と馬が合うと言われた。
農業国ブラジルはロシア産の肥料に依存しており、対露制裁国にも加わっていない。
ルラ氏は22年に返り咲くと、ロシア、ウクライナ双方と対話する姿勢を見せている。

   アフリカからは、エジプト、エチオピア、コンゴ共和国、ブルキナファソ、ギニアビサウ、
ジンバブエ、赤道ギニアの7カ国。中東地域からはパレスチナ、
オセアニア地域のパプアニューギニアの首脳が赤の広場を訪れた。

ロシアの位置づけを見せてきた戦勝記念日
 5月9日の対独戦勝記念日に訪れる外国首脳は、国際社会におけるロシアの位置づけを示してきた。
特に5年ごとの節目の記念日には、ロシアと西側諸国などとの外交関係の構図が際立つイベントになった。

   戦勝55周年にあたる2000年はプーチン政権発足後ということもあり、
モスクワを訪問する外国首脳は旧ソ連諸国に限られていた。ウクライナとロシアの関係もまだ良好で、
レオニード・クチマ大統領も5月9日の式典に参加している。  
戦勝60周年の05年には、50カ国以上の国々の首脳や国王らが記念式典に参列している。
米国からはジョージ・W・ブッシュ大統領、英国からはチャールズ皇太子、中国からは胡錦濤国家主席が出席し、
20年前とはいえ、今では決して実現しないような参加国リストとなっている。

   この年には、ロシア史上初めて米国、英国、フランスなどの外国軍部隊がロシア軍とともに、
軍事パレードに参加したことでも注目された。  日本やドイツの敗戦国も招待された。
5月9日が戦争の惨禍を2度と現実のものとしないよう主要国が協力し、
プーチン大統領が主導して平和希求への誓いを高らかに宣言したのだ。
   これは、プーチン政権が抑圧する人権問題や政敵を弾圧する問題が西側諸国と軋轢を生みながらも、
国際協調路線を明確にし、欧州諸国ともエネルギー資源供給などで密接に結びついていたことが大きい。
   この頃のプーチン政権は、核開発を進める北朝鮮に対しても、
極東地域の安全保障の観点から、米国や日本とも足並みを揃えていた。
<記事が長いので、PNGに関する部分を載せています。全文は、URLから閲覧願います。>

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◎    戦火の人々 台湾の兵士たち 南方に動員され苦闘 /東京(2025.5.13. 毎日)
https://mainichi.jp/articles/20250513/ddl/k13/040/015000c
 「毎日戦中写真」には、戦争に動員された台湾の人々の写真はあまり残されていない。

 それでも、写真(上)のように、1942年の第1期に続き、
43年に募集された第2期特別志願兵の訓練所の様子は確認できる。
この年、三式戦闘機「飛燕(ひえん)」が台湾経由で日本軍の南方基地があった
ラバウル(現パプアニューギニア)へ進出したのである。

 この写真を撮影した山上円太郎カメラマンは、日本軍用の被服委員室縫製工場の風景も撮っており、
台湾の女性たちが労働に従事していた様子がわかる。

また、翌44年7月11日付の毎日新聞には、少年飛行兵志願者試験に合格した江惟善(台湾北部・新竹出身、17歳)
の記事が掲載されている。
江少年は2年前からビルマ戦線で軍属として従軍していたとの記載があり、記事は評判になった。
 特別志願兵制度には台湾原住民の高砂族も応募して義勇軍を結成していた。
義勇軍は、ビルマのインパール作戦や、南方基地があったラバウルでの戦闘、
フィリピンのバターン半島やレイテ島、さらにニューギニアなどでの攻略戦に動員されたが、
そのほとんどが壊滅した。写真(下)は、
この制度実施の前年に台中州川中島(現清流)で撮られた霧社青年講習会の様子である。
(貴志俊彦・ノートルダム清心女子大教授)

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◎    日本の天然ガスはどこから? 輸入急増の「超意外な国」とは?
(2025.5.14、ダイアモンド)https://diamond.jp/articles/-/364732
日本のエネルギー問題を考える

「いかに軍備を整えようとも、食料とエネルギーが途絶えれば国家は一瞬で瓦解する」

 国家にとっての安全保障を考えるうえで、最も重要なのは食料とエネルギーではないでしょうか。
日本はこれらの多くを輸入に依存しています。
輸入先との関係性だけでなく、世界情勢の変化を受け、
資源の輸送ルートの安全確保が日本経済にとって重要な課題となっています。
その日本が、各種資源をどこから輸入しているのかご存じでしょうか?

天然ガス:パプアニューギニアに注目!
 天然ガスは、原油と同じく褶曲構造を持つ地層に多く埋蔵されています。
そのため、原油の産油国と同じ顔ぶれの国で産出量が多いのです。
天然ガスの産出量は、アメリカ合衆国、ロシア、イラン、中国、カナダ、カタール、
ノルウェー、サウジアラビア、アルジェリアが世界の上位10カ国です。
 日本では天然ガスを輸入する際、液化天然ガス(LNG)として輸入します。
気体の天然ガスと比べて、LNGは体積がおよそ600分の1にまで減るため、
一度に大量に運べるという利点があり、輸送コストの軽減が図れます。

 日本のLNG船での輸入相手先は、オーストラリア、マレーシア、ロシア、アメリカ合衆国、
パプアニューギニア、インドネシア、カタールです。興味深いのはパプアニューギニアです。

 2014年、パプアニューギニアではエクソンモービルのLNGプロジェクトによって採掘が始まり、
日本に向けての輸出が拡大しています。
オーストラリア、マレーシア、パプアニューギニア、インドネシア、カタール、
これらの国とわが国を結ぶシーレーンは東南アジアやミクロネシア地域を通過します。

(本原稿は『経済は地理から学べ!【全面改訂版】』を一部抜粋・編集したものです)

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◎    Kendo enters PNG martial arts scene with Japanese support (2025.5.14、The National)
https://www.thenational.com.pg/kendo-enters-png-martial-arts-scene-with-japanese-support/
... Japanese fencing sport, thanks to the continued support of the Japanese embassy
and the All Japan Kendo Federation. The discipline was first ...

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わずか1ミリ クラゲの新種確認 新江ノ島水族館など研究、標本を展示
(2025.5.15、東京新聞) https://www.tokyo-np.co.jp/article/404884

 神奈川県藤沢市・江の島と高知県で採集された体長約1ミリとごく小さなクラゲが、新種だと確認された。
新江ノ島水族館(藤沢市)と黒潮生物研究所(高知県大月町)が共同研究し、
スイスの学術雑誌「taxonomy」に掲載された。(篠ケ瀬祐司)

 新江ノ島水族館飼育スタッフの山本岳さんは2020年6月、江の島内の港付近で、
見たことのない小さなクラゲを採集した。黒潮生物研究所の戸篠(としの)祥さんも同時期、似たクラゲを発見。
2人が共同で遺伝子解析を行った結果、同じ新種だと分かった。
2本の触手があり、外側の傘部分にある白い刺胞塊(しほうかい)(毒針の集まり)が水玉模様に見えることから
「ザンクレア・イノセンス」(和名「ミズタマスズフリクラゲ」)と命名した。

新江ノ島水族館のスタッフは新たなクラゲとの出合いを求め、
荒天以外はほぼ毎日、採集調査を行っており、山本さんは21年11月にも駿河湾で珍しいクラゲを見つけている。
一般的に「ポリプ」と呼ばれる形態から「出芽」して大きくなるが、
発見した約2ミリのクラゲは体内にポリプを持っていた。
文献を調べたところ、00年にパプアニューギニアで新種認定されたのと同じだと判明。
九十九島水族館海きらら(長崎県佐世保市)も採集していたことから、共同で「日本初記録種」として論文にまとめ、
「カンザシスズフリクラゲ」という和名を付けた。

 2種類のクラゲの標本は新江ノ島水族館「クラゲサイエンス」コーナーで展示している。
山本さんは「身近な海にも、まだ知られていないクラゲがたくさんいる」と話す。

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◎    謎の「猛毒鳥」ピトフーイ、なぜヤドクガエルと同じ毒をもつのか/毒はどこから?
どうやって身を守っている? ニューギニア島の固有種の謎を追う(2025.5.15、National Geographic) https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/25/051200254/

 1989年の夏、米シカゴ大学の大学院生で鳥類学者の卵だったジャック・ダンバッカー氏は、
調査のため、パプアニューギニアの緑豊かな熱帯雨林を初めて訪れた。
ある蒸し暑い午後、仕掛けておいたかすみ網に、黒とオレンジ色の華やかな羽毛をもつ珍しい鳥がかかっていた。
ズグロモリモズ(Pitohui dichrous)だ。

「カケスぐらいの大きさで、針のように鋭い爪と嘴をもつ鳥です」とダンバッカー氏。
 氏はかすみ網から鳥をはずそうとして、引っかかれてしまった。とっさに傷口を唇にあてた。
「すると、口の中がヒリヒリと熱くなり、やがてしびれてきました。しびれは夜まで続きました」
 ダンバッカー氏が現地のガイドに相談すると、彼らは心得た様子でうなずき、
あれは「クズ鳥」なので村人たちは避けているし、「皮を剥いで特別に調理したものでないと」食べられないと教えてくれた。
 好奇心を刺激された氏は、それから1年間、「ピトフーイ」(モリモズ)と総称されるこの鳥の近縁種のサンプルを集め、
同時に、ズグロモリモズに引っかかれた時に自らが感じた不快感の原因となる物質を突き止めてくれる化学者を米国で探した。

 その後、1992年に学術誌「サイエンス」にダンバッカー氏らが発表した論文には、
驚くべき発見が記されていた。ズグロモリモズは、中南米に生息するヤドクガエルと同じ、
バトラコトキシンという毒をもっていたのだ。青酸カリより強力で、動物界で最も致死性の高い物質の1つを。
(参考記事:「毒をもつ動物たち、3つの「化学兵器」戦略」)

 現在までに、科学者に知られている1万500種以上の鳥類のうち少なくとも12種が毒をもつことが確認されている。
欧州のヨーロッパウズラ(Coturnix coturnix)やヤツガシラ(Upupa epops)、
北米のエリマキライチョウ(Bonasa umbellus)など、
ニューギニア以外の地域に生息し、別の種類の毒素をもつ鳥もいる。だが多くは、
5種以上のピトフーイやズアオチメドリ(Ifrita kowaldi)など、ニューギニア島の固有種だ。
 ダンバッカー氏の偶然の発見から35年経った今も、ニューギニア島の「毒鳥」には謎が多い。

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◎    「女性の一人旅に最も安全な国ランキング」タイが8位!
  日本を上回る。気になる1位は?(2025.5.15、タイニュースクロスボンバー)
https://x-bomberth.com/20250515womantrip/

 女性が一人で海外を旅行する際には、安全性をはじめとする多くの要素を考慮する必要があります。
特に「安全性」は最も重要な要素の一つです。

 最新の調査では、生命保険および健康保険を専門とする企業「Everly Life」が発表したランキングにより、
女性の一人旅に最も安全な国トップ10が明らかになりました。

評価は以下のような要素を基に行われました。
・殺人発生率
・夜間の安全性
・女性に対する暴力に対する社会の意識・態度
■トップ10入りした国々
1位:スペイン
2位:オーストリア
3位:イタリア
4位:ポーランド
5位:イギリス
6位:フランス
7位:ドイツ
8位:タイ
9位:日本
10位:クロアチア
タイは、HBOの人気ドラマシリーズ『White Lotus(ホワイト・ロータス)』
シーズン3が撮影されたこともあり、急激に観光客が増加。

安全な一人旅の目的地として世界で8位にランクインし、
日本(9位)よりも高評価を得ました。

一方、アメリカは19位にとどまり、安全性において驚くほど低い評価を受けています(スコアは50.3点)。
インド、ベトナム、トルコ、中国などの国々よりも下位で、その理由は犯罪・殺人の増加とされています。
専門家のコメント

生命保険の専門家メレディス・ベル氏によれば、この結果を次のように説明しています。
「スペインは法的な保護と公共の安全対策を通じて、女性の安全に真剣に取り組んでいます。
文化的にも、女性が公共空間で自己決定できる権利を尊重する姿勢が強く、
法律と意識の両面から支えられています。」
「また、スペインは信頼性の高い公共交通機関、監視体制、
照明の整った活気ある道路環境が整っており、女性一人旅の“天国”と言えます。」
最も危険な国は?
・シリア:内戦の影響で、旅行先としては最悪の評価
・ガボン(中部アフリカ):女性への暴力が非常に多い
・パプアニューギニア:世界で2番目に犯罪率が高い国とされ、極めて危険

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◎    人類史の貴重な“本物”の展示物に触れられる博物館
|南山大学【“知の宝物庫”大学を歩く】(2025.5.17、サライ) https://serai.jp/hobby/1222148

歴史あるキャンパスには、大人が興味を惹かれる施設や場所が多数ある。
医学史、自然誌、演劇、文学から仏教美術まで。大人の好奇心が大満足!
展示物に手を触れないでください──とは、博物館などでよく見る掲示だ。
だが、南山大学人類学博物館の展示物は、自由に触ることができる。
上や下の写真のように展示台から外して手に取ってもいい。
手触りや重量感までしっかり伝わってくる。展示物のほとんどが“本物”という。

南山大学は昭和7年(1932)に設立された南山中学校に端を発するカトリック系の大学である。
昭和24 年(1949)、南山大学の開学とともに、人類学民族学研究所が設置されており、
草創期から人類学は大学を特徴づける存在だった。
その後、戦前から蒐集された考古資料や民族誌資料を基に人類学博物館が開館、
2013年にリニューアルオープンした。
ここにはラテンアメリカやアジア、オセアニアの民族誌資料
、ヨーロッパを中心とする旧石器の考古学資料から東海地方を中心とする日本の先史考古学資料、
さらに昭和時代の生活史の資料まで収蔵、展示されている。
展示品に触れるときには腕時計や指輪などを外し、細心の注意を払う必要がある。
緊張感とともに人類史の一端に触れ、好奇心を満たすことのできる施設である。
縄文時代の出土品やパプアニューギニアの民族誌資料などが、
ガラスケースに入らず陳列。興味があれば留め具を外して手に取ることができる。
愛知県名古屋市昭和区山里町18
電話:052・832・3147
開館時間:10時〜16時30分
休館日:日曜、月曜、大学の定める休日、入試期間
入館料:無料
交通:地下鉄名城線八事日赤駅より徒歩約8分

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◎    山本五十六の孫インタビュー…「真珠湾の前、自宅で思い悩む」
「全国の人から手紙届く」(2025.5.18、読売オンライン)
https://www.yomiuri.co.jp/sengo/20250513-OYT1T50153/
新潟県長岡市出身の旧海軍連合艦隊司令長官、山本五十六(1884~1943年)の孫
・源太郎さん(63)(東京都世田谷区)が、読売新聞のインタビューに応じた。
同市で先月行われた祖父の法要に参列するため来県した源太郎さんは、
戦後80年にあたり、開戦の回避を望んだ祖父の遺志を受け継ぎ、平和を願う思いを語った。(聞き手・徳井観)
自宅で思い悩む姿

 私は戦後生まれで、祖父に直接会ったことはないですが、
幼い頃、祖父の部下だった元軍人がよく家を訪れていたことを覚えています。
その度に彼らが祖父との思い出を父に語っている姿を見て、
「非常に大切な時間だったのだろう」と感じていました。

父からも、祖父が真珠湾攻撃を指揮する直前、仕事の合間を縫って長岡の自宅に帰り、
黙って思い悩んでいたことを聞きました。誰よりも戦争回避を望み、
大いなる矛盾を抱えながらその職を全うしたのでないかと思います。
法要には、2004年から毎年参列しています。
父の体調が悪化し、ついて行ったことがきっかけでした。
長岡を訪れたのは、山本記念公園に祖父の胸像ができた小学生の時以来でした。
 04年の参列時、私が戦争や祖父についての知見を、教科書以上に持ち合わせていないことに気づきました。
そこからは、国や祖父が歩んできた歴史を深く勉強するようになりました。

正しく歴史学んで
 21年から山本五十六記念館の館長を務めています。
当時はちょうど祖父の享年と同じ59歳で、「この機に祖父が戦って残してくれたものを語り継ぎたい」と考え、
引き受けました。

 年に1度、記念館を運営する団体の機関誌に平和への思いを寄稿しています。
今年は、「戦後八十年を迎えて」と題し、時代が大きな変革期にあっても、
先人が残した日本が平和であり続けてほしいという思いを書きました。
 館長になってからは、全国の祖父に詳しい人から手紙が届くようになりました。
祖父が戦死したパプアニューギニアの旅行記や、祖父に関する本を読んだ感想など様々です。
毎年の法要で直接会っており、祖父がつないだ交流になっています。
 長岡では、今も資料館などで祖父の活躍や思いが受け継がれています。
長岡が祖父をいかに大事にしてくれているかを感じ、ありがたく思います。
平和について考えるきっかけになってくれたらうれしいです。
 この80年間、日本で戦争がなかったことは奇跡。
90年、100年とたっても幸せだと言えるようにしたいです。
 「祖父が今生きていたら、どう考えるだろうか」。
日本が歩んできた歴史を正しく学び、今をどう生きるべきか一人ひとりが考える必要があると思います。

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MRA reaffirms commitment to national growth (2025.5.18、Post Courier)
https://www.postcourier.com.pg/mra-reaffirms-commitment-to-national-growth/
... Japan International Cooperation Agency (JICA) as a critical driver of progress in PNG's mining sector.
Delivering the keynote address on behalf of ...

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◎    古賀経済産業副大臣がパプアニューギニア独立国のマル国際貿易投資大臣と会談を行いました
(2025.5.19、経済産業省) 
https://www.meti.go.jp/press/2025/05/20250519008/20250519008.html

5月19日(月曜日)、古賀経済産業副大臣は、パプアニューギニア独立国のマル国際貿易投資大臣と会談を行い、
日本とパプアニューギニア独立国との更なる二国間関係の強化に向けて意見交換を行いました。

会談では、エネルギー分野や、パプアニューギニア独立国におけるビジネス展開の支援に向けた協力等について意見交換を行いました。
本年が日本とパプアニューギニア独立国の外交関係樹立50周年という節目の年であることを踏まえ、
2025年大阪・関西万博等を通じて両国間での交流を活発に行い、今後も良好な協力関係を深めていくことで一致しました。

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◎    JICA帰国研修員がパプアニューギニアの課題解決に貢献(2025.5.19、JICA PNG事務所) 
https://www.jica.go.jp/overseas/png/information/press/2025/1568149_58033.html
2025年5月9日(金)、70名を超える政府関係者が集まり、
日本への留学から帰国した3名のJICA奨学生の帰国報告会および1名の短期研修員の発表会を実施しました。

帰国した3名の奨学生のうち、鉱物資源庁の探査地質学者であるベニー・ポケ氏は、
「モロベ花崗閃緑岩の希土類鉱物と地球化学的特徴」を説明し、
空港公社のエンジニアであるポディ・ヴァイ氏は「パプアニューギニアの空港インフラの強化」に関する研究報告で、
同国の空港強化に向けた重要な提言を発表し、
そして、国立農業研究所の研究者であるタイ・クイ氏は、
「極端気象条件下におけるサツマイモの土壌栽培技術の評価と数値予測」について発表を行いました。
それぞれの奨学生は、研究分野における更なる研究の向上の必要性と、
この継続的な研究を実施するためのパートナーからの支援の必要性を改めて強調しました。

 短期研修員のエネルギー庁のエンジニアであるキャロル・ポコン氏による発表では、
日本の研修「水力発電開発促進」で学んだことを踏まえて作成した今後のアクションプランの実施により、
パプアニューギニアの電力供給における改善に貢献していきたい旨、強調しました。

・パプアニューギニアにおける人材育成へのJICA支援
JICAは、帰国した研究者や研修参加者が日本で得た知識と経験をそれぞれの所属機関、
高等教育機関、研究機関と共有できるよう、関係機関と連携して、
これらのセミナーの開催を継続的に実施しています。本報告会では、
パプアニューギニアが直面する喫緊の開発課題について更なる対話を促進し、
帰国研修員の研究やアクションプランがそれらの課題に対して、
どのように対処できるかを示すことを目的としています。
JICAは1974年以来、5000名近くのパプアニューギニア政府関係者に対し、
日本での研修と留学の機会を提供してきました。
今後も、以下の研修機会の提供することを通じて、同国パプアニューギニアの持続可能な発展と、
日本との関係強化に向けて貢献していきます。

・短期研修:

1.課題別研修
2.青年研修 ※本邦研修 | 事業について - JICA

・パプアニューギニアで提供される留学プログラム:
1.SDGsグローバルリーダー奨学金プログラム(全セクター)
2.Kizuna奨学金プログラム(鉱物・資源セクター)
3.Agrinet奨学金プログラム(食料安全保障)
4.道路アセットマネジメントプログラム - RAMP奨学金プログラム(インフラ)
5.人材育成奨学計画(JDS)プログラム(ガバナンス、経済、政策立案 等)

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