メルマガ・広報誌

vol.74 (4月8日)

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◎ PNG大使館 新しいHP開設
PNG大使館はHPをリニューアルした。 アドレスは以前と同様。
http://png.or.jp/

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◎ グレートバリアリーフに危機、サンゴ白化進む (2016.3.30、ウォール・ストリート・ジャーナル)
http://jp.wsj.com/articles/SB12111607311925493378004581630123197486918
【キャンベラ(オーストラリア)】オーストラリアにある世界最大のサンゴ礁
「グレートバリアリーフ」が、海水温の上昇により広範囲にわたって荒廃しつつ
あることが海洋学者らの調査で判明した。
 約3000のサンゴ礁が連なるグレートバリアリーフは、
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されており、
「宇宙から視認できる唯一の生命体」でもある。上空から調査したところ、
長さにして全体のほぼ半分を占める北側部分の約95%が、半年前に始まった
「白化」現象による打撃を受けていることが判明した。
南側部分の損傷については現在調査中という。
 サンゴの白化について研究する豪ジェームズクック大学のテリー・ヒューズ教授は、
「今回は人生で最も悲しい現地調査だった」とし、
「われわれが上空から確認したサンゴ礁はほぼ例外なく高度に白化していた」と述べた。
 サンゴの白化は、海水温が上がり、サンゴに鮮やかな色を与える体内の小さな藻が
出て行くと起こる現象で、海水温がセ氏1度上昇するだけで起こり得る。
研究者たちは、白化現象が海洋生態系に甚大な影響をもたらしていると指摘する。
豊かなサンゴ礁は、海底に占める比率がごくわずかであるものの、
全ての海洋生物の4分の1の生命を支えているからだ。
現在進行中の白化現象は世界的なもので、1998年以降では3回目だ。
米海洋大気庁(NOAA)によると、1回目の白化現象では、世界のサンゴ礁の16%が死滅した。
2回目は2002年だった。これ以外に局所的な白化現象も確認されている。
例えば2005年には、カリブ海にある米国領海内のサンゴ礁の半分が消滅した。
 今回の大規模な白化現象は、ハワイでの白化現象を受けてNOAAが昨年10月に宣言した。
世界気象機関(WMO)は、昨年が最も気温の高い1年だったとしている。
ヒューズ教授によると、グレートバリアリーフで最も深刻な打撃を受けている場所は、
太平洋に浮かぶ島国パプアニューギニアから豪北東部の都市ケアンズにまで及んでいる。
そこでは何カ月にもわたって高い海水温が確認されていた。
29日に公表された今回の北側部分の調査結果によると、白化していないサンゴ礁は
わずか4カ所にとどまった。同教授によると、
さらに心配なことは、現在荒廃しつつある水域に豪州で最も古くて手つかずの
サンゴ礁が含まれていることだという。
国連の世界遺産委員会は昨年、グレートバリアリーフを「危機遺産」に指定しようとしたが、
豪政府はこのサンゴ礁の存在を理由に挙げて指定に反対した。
 ヒューズ教授は「政府は損傷を受けていない北側部分があるとの主張を展開していた」が、
「その主張は今や、損傷のひどさによってかなり根拠が薄弱になっている。
世界遺産委員会が再検討を決めてもおかしくない」と述べた。
 これに対しハント豪環境相の報道官は、グレートバリアリーフの北側部分に
これまで記録されていた以上に深刻な影響が確認されているのは事実だが、
現在進行中の白化現象による「全体的な影響」は1998年および2002年の
白化現象のときほど広範でないように見えると述べた。
 同報道官は「われわれはコミュニティーや業界との連携、
精緻な科学と先端技術を通じて、現在進行中の白化現象の監視を続ける」と述べた。

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◎ Japan to Assist PNG with K13 million for APEC and Education (2016.4.6、EMTV)
http://www.emtv.com.pg/article.aspx?slug=Japan-to-Assist-PNG-with-K13-million-for-APEC-and-Education&subcategory=Top-Stories
The Japanese government will provide logistical support for PNG
to host the 2018 APEC Summit.
Foreign Affairs Minister, Rimbink Pato, and Japanese Ambassador, Morio Matsumoto,
today signed a memorandum of understanding to execute the program.
Under the program, Japan's assistance will total K13 million to cover
logistics for APEC, as well as a component for improving education in rural PNG.
Ambassador Matsumoto said PNG will be hosting a major event and transportation of
guests will be important, with the K13 million to help PNG
in dealing with the logistical capacity.
The Ambassador also said that education was key in developing countries.
He said that the Japanese government would like to provide remote schools
with materials to improve education in the remotest areas, to further promote EQUITV.
Foreign Affairs Minister, Rimbink Pato, thanked Japan for their ongoing support.
He said that Japan was an important partner and has always supported PNG,
not only through this project but many others.

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◎ パプアニューギニアに対する無償資金協力に関する書簡の交換 (2016.4.6、外務省)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_003190.html

1 本6日(現地時間同日),パプアニューギニア独立国の首都ポートモレスビーにおいて,
我が方松本盛雄駐パプアニューギニア大使と先方リムビンク・パト外務移民大臣
(Hon. Rimbink Pato, Minister for Foreign Affairs and Immigration)との間で,
供与額5億円の無償資金協力(経済社会開発計画)に関する書簡の交換が行われました。

2 パプアニューギニアは,太平洋島嶼国で最大の面積,人口を擁し,金,銅,石油,
液化天然ガス(LNG)及び漁業資源をはじめとする豊富な天然資源に恵まれている一方,
運輸・交通・電力等のインフラが不足しており,都市部と農村部の経済・社会格差が
深刻な問題になっています。

3 今回の協力は,パプアニューギニア政府に対し我が国で製造された機材を供与し,
基礎生活基盤整備を通じて行政サービスを向上させることにより,
同国における教育分野及び環境分野の経済社会開発を支援するとともに,
アジア太平洋地域における日本製機材の海外展開に貢献するものです。

4 今回の協力は,平成27年5月に開催された第7回太平洋・島サミットにおいて,
我が国政府が支援を表明した重点分野である「持続可能な開発」に資する協力として
実施するものです。
同時に,パプアニューギニアが議長国を務める2018年のAPEC関連会合の円滑な実施にも
貢献することが期待されます。

(参考)パプアニューギニア独立国基礎データ
パプアニューギニアは,面積46.2万平方キロメートル(日本の約1.25倍),
人口約746.4万人(2014年,世界銀行),1人当たり国民総所得(GNI)は2,240米ドル
(2014年,世界銀行)。

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