メルマガ・広報誌

vol.161(8月10日)

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◎ Temporary and Informal Markets Opened in Alotau (2018.7.27、EMTV)
https://www.emtv.com.pg/temporary-market-opening/

Ambassador of Japan to PNG, Satoshi Nakajima, said
it is his hope that the market will help Milne Bay province and the economy.
This was his first ...

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中嶋大使が、無償資金協力プロジェクトのオープニングセレモニーに出席した記事です。
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◎ 中国「小切手外交」で攻勢、南太平洋諸国を借金漬けに (2018.8.1、ロイター)
https://jp.reuters.com/article/china-south-pacific-debt-idJPKBN1KM3U9
[ウェリントン/シドニー 31日 ロイター] -
 南太平洋に浮かぶ島国トンガの首都ヌクアロファでは約10年前、死者が出るほどの暴動が発生し、
ビジネスや政府庁舎の集まる中心部の大半が破壊された。

がれきの中から、政府は新たなクルーズ船のための埠頭建設や王宮の修繕を含む
市の再建策を打ち出した。そうした一切の費用は、中国からの融資で賄われた。

中国からの融資は当初6500万ドル(約72億円)程度だったが、
現在は1億1500万ドルを超える。
1年間の国内総生産(GDP)のほぼ3分の1に相当する。
利子が膨らんだほか、トンガ全土の道路開発のために新たな融資を受けたためだ。

元金返済計画が9月にスタートするが、
トンガの年間元利払い費は約2倍に膨れ上がることになり、同国政府は対応に追われている。

トンガの不安定な立場は、南太平洋の小国を直撃している広範な「負債疲れ」を示している。
同地域が財政難に陥り、中国からの外交圧力にますます影響を受けやすくなるという
恐怖も駆り立てている。

特に、同地域の小国への融資は、台湾承認を巡る中台の影響力争いで、
中国に「てこ」をもたらすことになる。

台湾は同地域で強力な外交関係を築いており、同地域は世界有数の中台勢力争いの現場となっている。

ロイターは南太平洋の島国11カ国の財務書類を分析。
その結果、この10年で中国の融資プログラムによる債務残高が
ほぼゼロから13億ドル超に膨れ上がっていることが明らかとなった。

オーストラリアが南太平洋地域に対して大規模な援助プログラムを提供しており、
いまなお最大の支援国ではあるものの、2国間融資においては、
いまや中国が最大の貸し手であることを財務書類は示している。
中国からの融資は、トンガの対外債務全体の6割以上、
バヌアツのほぼ半分を占めている。
金額では、パプアニューギニアが約5億9000万ドルと最大で、
同国の対外債務全体の約4分の1を占めている。

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◎ 第122回 若櫻たちの日章旗 (2018.8.1、アジア経済ニュース)
https://www.nna.jp/news/show/1795555

7月末にダーウィンに出張した際の空き時間に、軍事博物館をのぞいてみた。
博物館とはいえど目立った展示品が少なく、個人的にはあまり刺激的ではなかったのだが、
唯一、日本人としては非常に興味深いものが展示されていた。寄せ書きの日章旗である。

太平洋戦争を振り返ると、ダーウィンは1942年2月19日に、
旧日本軍の艦載機242機の部隊に2回にわたり爆撃された歴史を持つ。
これにより243人が死亡し、街も大きな損害を被るなど、
オーストラリア史上最大規模の「他国による攻撃」だった。

旧日本軍による真珠湾攻撃は世界的に有名だが、
ダーウィン空襲は日本でもさほど知られていない。
空襲は、連合国軍がダーウィンの飛行場を基地化するのを阻止するためだったとされている。

この博物館は、ダーウィンのイーストポイントに当時あった要塞の跡地を利用して
65年に設立された。

北部準州政府は2008年にこれをリニューアルしたのだが、
その際、館長は「現代風の人気観光地ではなく、聖地のような戦争記念館にしたい」と、
当時の公共放送ABCに語っている。
日章旗には「武運長久」の言葉が使われているケースが多い。

筆者が訪れた日は、小さな博物館にしては来館者が多かったが、
中でも白人系の高齢者が多い。そして入館してすぐに、額縁に入れられた日章旗が目に入った。
オージーの来館者の多くが素通りしていたが、こちらは思わず立ち尽くして長考した。

おそらく、このダーウィンか、もしくはパプアニューギニアなどで戦死した
日本人兵士の遺体などから押収したものだと想像される。

太平洋戦争では、230万人以上の日本兵が戦死した。
大半の日本兵は出征の際、家族や親戚縁者、
級友などが寄せ書きした日の丸を形見として肌身離さず携えて出征した。
当時の寄せ書き日章旗の多くは、「武運長久」という言葉が好んで書かれている。

■出征者の名前
この日章旗は、同じ姓がまとまりになって寄せ書きしているので、
親類縁者などが書いたものと思われる。
この時出征した人物の名前は「竹鼻庫治」氏だろう。
(「竹」の字は、「升」に読めるのだが、寄せ書きの中に「竹鼻」姓の名前がいくつかあるので、
これは旧草書体で書いた「竹」だと思われる)。

また、博物館内の別の小さな展示室でも2枚の日章旗を見つけた。
そのうち1枚は損傷が激しいが、出征者の名前は「足立卓」氏と読める。

そして残り1枚は、なぜかマネキンの軍人の首に、裏返して粗雑に巻かれ展示されているので、
思わず痛ましさを覚える。だが、持ち主の名前はなぜか偶然にも顔を出しており、
「角田耕一」氏だと判読できる。

その横に、ほとんど現代では死語となった、
「醜の御楯(しこのみたて)」という天皇を守る者としての謙譲語を使っていることが、
戦争当時の臨場感を感じさせる。その横には「共に散らん若櫻」と、
特攻兵であることを示唆する言葉もある。

■帰国できない3柱の英霊
さて、この場であえて日章旗にこだわって書いているのは、
近年、海外にある旧日本兵の遺品を日本の遺族に返還する活動が、
盛んになりつつあるからである。

ダーウィンで押収された軍機や武器、軍服などは、旧日本軍が与えたものなので、
それらがオーストラリアの博物館に展示されていたところで問題もないだろう。

だが、これらの日章旗については、戦後70年経ってもなお所有者が明確に判明できる、
まぎれもない個人の所有物である。

さらに、日本政府はかねてから、戦死者の遺骨収集活動を積極的に行っている。
例えば日本兵約15万8,000人が戦死したパプアニューギニアでは、
そのうち約7万人の遺骨が回収されて日本に送られた。

こうした活動は日本政府だけでなく、オーストラリアや米国の政府も熱心である。
国のために戦った戦死者を大切に扱うのはどの国も同じなのだろう。
日章旗は遺骨ではないが、同じように戦死者の魂が宿る。3柱の英霊が、
ダーウィンの暗い小部屋で空襲の狂信的な加害者の遺品として奇異な目で見られ、
帰国できないままでいるというのに、日本側は何もしないでいいのだろうか。
【NNA豪州・西原哲也】


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◎日・パプアニューギニア外相立ち話 (2018.8.3、外務省プレスリリース)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/ocn/pg/page3_002520.html

8月3日,午前11時20分(現地時間)から約5分間,
ASEAN関連外相会合出席のためシンガポールを訪問中の河野太郎外務大臣は,
滞在中のリムビンク・パト・パプアニューギニア独立国外務貿易大臣
(Hon. Rimbink PATO, Minister for Foreign Affairs and Trade,
Independent State of Papua New Guinea)との間で,立ち話を行ったところ,
概要は以下のとおりです。
1.    冒頭,河野外務大臣から,本年のパプアニューギニアのアジア太平洋経済協力(APEC)の主催にあたり,
同国への初めての訪問を楽しみにしている旨述べ,パト外務貿易大臣から歓迎の意が示されました。

2.    また,河野外務大臣から,本年10月に投票が行われる世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局長選挙に関して,
パプアニューギニアが日本の葛西健候補(現同機関事務局事業統括部長兼次長)への
支持を表明していることに謝意を表明したところ,パト外務貿易大臣から,
パプアニューギニアの葛西候補への支持は確固たるものである旨の確認があり,
双方は,インド太平洋地域において,本件選挙も含め,
両国で緊密に協力していくことで一致しました。
 

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◎ ヨシダナギ『HEROES』新刊発売記念展 (2018.8.7、
https://imaonline.jp/news/exhibition/20180807/#img1
世界中の少数民族を求めて命懸けの撮影の日々を送る、ヨシダナギの集大成、
新刊『HEROES』発売記念展が、8月14日(火)から西武池袋本店で開催される。

本展では、ブラジルの秘境アマゾンのエナウェネ・ナウェ族、
南太平洋の最後の楽園パプアニューギニアの山深く出会ったオモマサライ族、
スリ族、アサロ族、アフリカのサハラ砂漠の青の民と呼ばれるトゥアレグ族など、
いままで出会った世界中の少数民族たちの勇姿に、新作のカヤポ族、
ヤワナワ族の2民族11作品を加えた約40作品を展示。
また会期初日にはトークショー&サイン会が行われるほか、
18日(土)、19日(日)にはサイン会、同会場の特設会場では『HEROES』などの書籍、
写真作品、ポストカードなども販売される。

タイトル: 「ヨシダナギ ‐HEROES‐ 写真展」
会期: 2018年8月14日(火)〜8月19日(日)
会場: 西武池袋本店 本館6F 西武アート・フォーラム(東京都)
時間: 10:00~21:00(最終日は19:00まで)

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◎ Remake Of WWⅡ Song (2018.8.7、Post-Courier)
https://postcourier.com.pg/remake-wwii-song/

It was a song that placed Papua New Guinea on the world map in Japan,
soon after World War II in 1945.

The song 'Rabaul kouta' became famous in Japan
and was sung by some famous Japanese singers after WWII,
a song that had history tied to it, connecting PNG and Japan.

The song sung in the Japanese language
and translated in the Tolai vernacular was also sung by a local band
from ENB called Seboo.

The history the song portrayed and the love of ENB by those forefathers
who fought during the war was slowly dying away,
until a Japanese volunteer, Yuki Takano attached with JICA,
decided to remake the song with the assistance of legendary guitarist John Warbat.

Mr Takano's term as a JICA - Japan International Cooperation Authority -
 volunteer will end next month,
and as part of his appreciation to the two countries for giving him the opportunity to work in PNG,
he decided to do a remake of the song to use as a promotional material
for PNG in Japan on tourism,
and also to educate both Japanese and PNG students for scholarship purposes.

He said the two outcomes can strengthen and promote the relationship of the two countries.

Mr Takano has been in Kokopo for more than two years attached
with the Provincial Health Authority and calls ENB home.

The remake of the song also included a video clip that shows the war relics of Japan
and also tells the story of the younger generation wanting to find out
more about the rich history of the war and Japan's association with it.

Mr Takano said he appreciated the support of Mr Warbat,
 as the production did not cost him anything.

Mr Takano also produced a song and video clip as part of an awareness
and fight against malaria under the health authority.
 
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◎Japan expects increase in LNG exports after quake (2018.8.10、National)
https://www.thenational.com.pg/japan-expects-increase-in-lng-exports-after-quake/

A DECLINE in PNG LNG exports to Japan was noted for the five months after the Feb 26 earthquake,
which was 50 per cent lower in comparison to the same period last year.

Embassy of Japan acting deputy chief of mission Shinichi Maruo said
that was expected to eventually increase to last year's levels
 because of the fast production restart.

"Japan is importing half of the total LNG produced in PNG, which in 2017,
 amounted to 4.2 million tonnes, worth about K6.1 billion -
making PNG the seventh largest supplier for Japan," he said.

"PNG LNG exports make up 5.1 per cent of Japan's total import of 83.6 million tonnes of LNG
from around the world.

"Although the amount of LNG exports to Japan dropped to 54 per cent of the same period last year
for the first five months in 2018, due to the two-month shutdown of LNG production
after the earthquake struck the Highlands in February,
it will soon return to the same level as the previous year
after the prompt resumption of LNG production.

"PNG-Japan LNG trade was also expected to increase in the next few years
when Papua LNG comes online.

PNG will even be a more-important LNG supplier for Japan
when the new LNG project becomes operational.

"LNG trade between the two countries will increase in the future.

"Some Japanese companies have shown interest in participating in the downstream,
which will promote diversity of industries and hence expand employment in PNG."

Mahuro said there was great potential in other sectors in PNG
when asked about opportunities for Japan outside LNG.

"Besides LNG, PNG has great potential yet to be tapped into such sectors
as minerals, agriculture, forestry and fisheries," he said.

"What is sure is that advanced technologies and know-how brought in
by Japanese companies will contribute to the expansion of production
and sustainable economic growth in PNG."

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